少し前の事です。
ある朝、いつものようにマックンの
ちょんまげを結い直そうとブラシで
毛をといていました。
すると、あらっ❗



左のまぶたの上に赤い膨らみを
見つけたのです。
昨日まではなかった出来物のような
赤い膨らみ。
出来物のようにプックリ膨らんでいます。



こんな冬に虫に刺されるはずもないし。

明日になったら治まるかなと思っていました。
しかし、大きさはそのままでした。

次の日にぬり薬でも貰おうと安易な
気持ちで動物病院に行ったのです。
実はマックンにはイボが他にも
3つあります。
背中とか脇の下、ちょんまげの中です。
ワンコも歳を取るとイボが出来やすいですね。
前からあったのですが診断は脂肪と
イボと言う事でずっと様子を見ていました。
悪性ではないと言う事でもしこの先
麻酔でもかける手術があれば
一緒に除去しましょうと言う事でした。
動物病院は久しぶりでした。
コロナの影響で犬猫が増えたとは
聞いていましたが、待合室は
いっぱいでした。

やっと順番が来て診察台に上がった
マックンの赤い膨らみを見た先生は、
「 これは・・・ 」
除去して病理検査に出した方が良いと思います。
と静かに言いました。
えっ❗
この先生の言葉を聞いて思い出した
ワンちゃんがいます。
知り合いのトイプードルさんの事です。
太ももに出来物が出来て
診て貰ったところ
肥満細胞種だったらしいです。



肥満な犬がかかる病気ではありません。
細胞がどんどん増えて広がって行く
かららしいです。恐ろしい。

皮膚ガンの一種ですね。
出来物をほっとくと皮膚に浸潤して
いずれ胃ガンなど内臓のガンになるそうです。
そのトイプードルさんは太ももの肉を
出来るだけ広い範囲を切って腫瘍を除去した
そうです。
幸い転移はなかったそうです。
今も元気ですよ。

もし、マックンがそうだったら
勿論手術で除去する以外は
考えられません。

先生!すぐ手術して下さい❗

ところが予定表を見た先生は
最短で2週間後です。
と言うのです。
忙しくて手術の予定が詰まっているようです。
すぐにでも手術して欲しいのですが
しかたありません。
その間に悪くならなければ
広がらなければ良いのですが。
手術の予約をして帰りました。
それからの2週間の長かったこと❗

痛がったり痒がったりはしないのですが
触らないように見張ってました。
マックンは良く顔をスリスリするんです。
マックン場合、まぶたの腫瘍だから
皮膚は薄いから大きくは
切れないはずです。
どうなるのだろう。取りきれるのだろうか。
毎日、毎日不安でした。
そして、やっと手術の日が来ました。
前日の9時以降は絶食です。
人間と同じですね。
朝早く目覚めた私はマックンを
少しでも寝かしておくように
ベッドで時間が過ぎるのを待ちました。
そして、マックンのいるリビングに行くと
いつものようにマックンは
挨拶に来てくれました。
散歩に行ってトイレを済まさなければ
行けません。
いつもは、散歩の前に少しご飯を
あげてます。そして帰ってから
残りのご飯を食べるがマックンの
いつもの食事なのです。
しかし今日はあげれません。

マックンは何かいつもと違うと
感じたようです。
母ちゃん、何で今日はご飯がないの?
と私をジッと見てます。
マックンは吠えたり催促はしませんでしたが
視線が痛い!

腹ペコマックンの前で私も朝食を
食べる訳はいきません。
隠れてウィダインゼリーをチューっと
飲み込みました。
そして散歩に行きました。
これから手術が待ってるとも知らず
いつもの散歩で楽しそうです。
軽く済ますつもりが結構歩いてしまいました。
散歩も終わって足を風呂場で洗っていた時です。
急にマックンがえづき出しました。
背中が大きく揺れ、オエッ❗と
黄色い液体を風呂場に吐いてしまいました。
ワンコは空きっ腹の時に胆汁を
吐きますよね。
ゴメン、ゴメン、お腹空いたね。
でも食べれないんよ。
帰って来たらあげるからね。
そして、午前中11時前に動物病院に連れて
行きました。
手術前に血液検査をします。
麻酔がかけれるか調べる為です。
暫くすると血液検査の結果が出ました。
身体は健康そのものでした。
全て範囲内の数値でした。
ひとまず安心です。
昼に手術をするのでお迎えは
夕方に来て下さいと言われました。
頑張れ❗マックン‼️
マックンを預けてその足で私は
神社に行きました。
長崎の松の森り神社と諏訪神社に
お参りしました。
新しいお守りを求めてワンコの
お守りも買いました。
マルチーズのソラの分も2つ買いました。
肉球の形をしたワンコ用です。

そして、夕方にマックンを迎えに
行ったのです。
看護師さんに抱かれた
マックンは、元気一杯で私に抱っこと
飛び込んで来ました。
大きなエリザベスカラーを着けた
その顔は。
合計まぶたを10針くらいは縫ってます。
縫った糸がまつげのようにも見えます。
後、背中と脇の下も縫ってます。
痛々しいてすが、
悪いモノを取ったのです❗

まぶたの赤い腫瘍は病理検査に
出す事になりました。
抜糸と共に検査結果はまた2週間後です。
また長い2週間が始まりました。
マックンは元気です。
家に帰ってご飯をガツガツ食べました。
カラーも用意していた柔らかいやつに
変えてあげました。
これならフワフワで顔を負担が
かからないでしょう。
早めに寝かせました。
マックンをベッドに行かすのは
簡単なんです。

歯磨きをしたらいつも寝るものと
思っているのかベッドに潜り込むのです。
ゆっくり寝てねマックン。
続きはまた。