随分お久しぶりです、数年ぶりのブログになります。
これまでの記事は削除していますが、きっと4年ぶりくらいのブログ更新になります。
私のことを覚えて下さっている方がいらっしゃったら、とても嬉しく思います。
私の近状報告としましては、2019年に6年間勤めていた会社を結婚の為退職。
夫婦ともに関西人ですが、主人の仕事の関係で関西を離れており、私自身新しい土地ですぐに新しい仕事に就きました。
現在は妊娠9ヶ月目で、来月出産予定です。(里帰り中)
出産ギリギリまで働きたい気持ちはありましたが、妊娠初期より妊娠糖尿病にかかり、治療の為退職しました。
今日は妊娠糖尿病のことについて更新をしたいと思います。
私が妊娠糖尿病と診断されたのは妊娠初期の1回目の初期検査(血液検査)を行った10週過ぎのことでした。
血液検査で糖尿の気があるとのことで引っかかり、糖負荷試験というサイダー水を飲んで血糖を測定する検査を行いました。
結果、妊娠糖尿病の診断を受けました。
結婚するまで働いていた会社柄、会社で頻繁に健康診断を行っていましたが、糖尿に関して引っかかったことがなかった為、驚きました。
妊娠糖尿病は妊娠中の一時的なものですが、妊娠糖尿病の経験がある人はそうでない人に比べ、産後本格的な糖尿病に7倍かかりやすいと医師より言われました。
また一般的に、家族に糖尿病患者がいる人がなりやすいそうですが、過去に流産経験のある人も、その傾向があるとのことでした。(私自身、昨年に経験しています)
妊娠糖尿病が発覚してからは、厳しい血糖値管理と食事療法が始まりました。私の場合、
食事を1日5分割(朝食、間食、昼食、間食、夕食)
血糖値測定:朝食前、朝食後2時間、昼食後2時間、夕食後2時間の1日計4回(血糖値120以内を目標)
インスリン:朝食前2単位、昼食前4単位、夕食前8単位の計3回(インスリンの量は状況に応じ増減あり)
これをもう半年近く続けています。
血糖値測定は専用の測定機器を使って指先に針を刺して血液を採取、測定します。
これが何気に痛くて辛いです。
針が刺さっている痛みはあるのに、思うように血が出てくれない時があったり、
長期間測定していることによって皮膚が分厚くなり、針が刺さりにくかったり・・・
1度の測定で何度も失敗することも多々あり、そのときは本当にイライラしますし、辛いです。
インスリンの針は、血糖値測定の針より痛くないので楽です。
脇腹を摘まんでインスリンを打つのですが、痛くない場所を自分で探せるので随分楽です。
血糖値の針は実際に刺してみないと痛みの度合いがわからない恐怖と、血が採取できず失敗するデメリットがありますが、
インスリンの針は皮膚の表面に軽く刺してみて、痛みがあれば違い場所に変えることができるので、痛くない場所が見つかるまで自分で探せるメリットがあります。(それでも血がたくさん出るときもありますが・・・)
基本失敗がないので、器具を無駄にすることもなく、気持ち的にとても楽です。
妊娠糖尿病になって一番辛いのは1回の食事量をかなりセーブしないことと、毎日糖尿病の食事作りに追われることです。
特に現在(妊娠後期)は、1日の摂取カロリーを増やす必要がありますが、インスリンの効きがさらに悪くなる時期でもあるので、食後2時間の血糖が120を超えがちです。
炭水化物(特に白米)に含まれる糖分が血糖値をかなり爆発させるので、白米の食べる量を100g~130gに制限し、砂糖やみりんを極力使わない献立作りをしています。
血糖管理第一なので、当然のように1日の食事量は妊娠前に比べ減ってしまいますし、インスリンで血糖管理している為、赤ちゃんは順調に育っても、自分自身の体重が増えない(増えるどころか実際減っている)のも難産に繋がりがちとのことで不安です。
スーパーへ行った際は、何を買うにも栄養成分を見てからの購入が基本です。
市販のお菓子は9割以上食べられないと思っていい、そんな感じです。
1日2回の間食は糖質10g以下を目標に、最近流行りの「ロカボ」商品を中心に購入しています。
一番助けられているのは、ローソンのロカボ商品。
1個糖質5g台のバウムクーヘンや、その他ナッツ類やパンなど、定期的に新商品も発売されるので飽きがきません。
スーパーでは麦を使用したクラッカーや牛乳寒天、シャトレーゼの低糖質アイスなどもたまに購入しています。
間食を含めて1日5食生活なので、糖尿病の現実を知らない方から「羨ましい!」と言われ傷ついたこともありますが・・・
ハッキリ言って、食事制限で基本の3食の量を大幅に減らしていることと、間食用のロカボ商品は低糖質な代わりに一口サイズのものが多いので、1日を通して空腹を感じている時間の方が圧倒的に多いです。
あと、とても大切なことに、妊娠糖尿病は「周囲の理解がとても必要」であることを知って頂きたいです。
病院の検査で発覚して思ったことは、妊娠糖尿病の治療は孤独で、また、周囲の理解が得られにくいものであるということでした。
「病気なんだから治療して当たり前」と思われる為、どんなに辛い治療をしていても、基本周囲からの励ましがないことが個人的に結構辛いということ。
「インスリンを打っているから、何を食べてもOKなんでしょ?」と言われ、お腹の中の赤ちゃんの栄養の為に、あれもこれも食べるよう勧められがちなこと。
→自分で苦労して献立を考えて糖質コントロールしていても、勧められるがまま食べるしかない環境も多々あり。
「早くご飯を食べろ」「早くお風呂に入れ」「ご飯まだ食べないの?」などの行動を急かす言葉。
→妊娠糖尿病になったら、1日の行動も制限されてしまいます。血糖値測定やインスリンの時間、食事の時間、おかずを食べる順番、1回の食事にかかる時間等。時間で基本動かないといけないので、タイミングによっては周囲と食事のタイミングが合わなかったり、血糖値の測定時間が迫っている為、先にお風呂に入れなかったり・・・という現実があります。
出来たてのご飯を家族に出しても、みんなと一緒に食べ始めることはできません。
インスリンを打った後は急激な低血糖を防ぐためすぐに食事を採れるよう完璧に準備をしてからインスリンを打ちますが、
インスリンを打っている間に、ご飯も冷めてしまいます。
誰だって温かいご飯を食べたいです。でも糖尿病になると周囲と一緒にならないという現実も知って頂きたいです。
まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが・・・今日は妊娠糖尿病について更新しました。
辛い治療の毎日ですが、頑張って続けているおかげで、お腹のベイビーも理解してくれているのか、とても順調に育ってくれています。本当にありがたいことです。
病院でエコーを見せてもらうたびに、あともうひと息頑張ろう!と気持ちを奮い立たせてくれます。
出産まであと少し、頑張ります!