気晴らしに風来坊は旅行に出かけた
お金に不住していない風来坊なので気の向くまま足の向くままの旅行だった
喉が渇けばフランスに行き
中国で
世界を回ったが
風来坊の物足りなさを埋めるものに出会えなかった
地球にないなら宇宙に行こう
宇宙から見た地球こんな豪勢な暮らししてても風来坊の心の隙間を埋める事はできなかった
もっとドキドキしたいワクワクしたい
その気持ちは高まるばかりだった
旅から帰った風来坊を待っていたのはペットのワンコだった
沢山の財宝、高級な服、贅沢な暮らし
そういう生活に憧れてたはずなのに本当の幸せが何かに気が付いたのかも