眠らない町、新宿歌舞伎町。ここには様々な思いをはせた人間達が昼夜を問わず群らがる。

人混みと夜のネオンに照らされて…



かつての熱かった、無邪気だった、遠い昔の自分を忘れて‥ 忘れたくて…

この町は様々な人種が行き交う不思議な町。


金に渦巻くこの世の中。たくさんの汚いものを見てしまうこの現実。きれいごとだけで生きていけないことは分かってる。俺もそんな馬鹿じゃぁない。


でも俺の心は歌舞伎町にはない。


そう、俺の心は地元に置いてきた。



でもたまに、どうしようもなく辛いときだってある。


足早に歩く人並み、そのまま自分も吸い込まれてしまいそうになるときだってある。


そんな時、俺はたまたまとある場所へ辿り着いた。




そこはいつでもあたたかい。いつでも変わらない。
いつでもみんな笑顔で出迎えてくれる。 そこに金のにおいなんてしない、金なんてなくてもみんな笑ってる。




今の若者達が一番忘れてはいけない物がそこにはある。

歌舞伎町の中にある唯一の俺の心のよりどころ。










『新宿ゴールデン街』





また明日
堅士物語-2010060507400000.jpg
堅士物語-2010060507400000.jpg
最近暑い日ざしが舞い込んでくる。

そっか、もう夏かぁ





そう。これは忘れもしない遠い昔のとある夏の日のお話。


あの日俺は悪夢を見てたんだ… 今になってそう思う

忘れもしないあの初夏の夜だった
静かでささやかな虫の泣き声、蒸し暑い夏の夜の独特の雰囲気。 そんな贅沢な夏の風になびかれながら缶コーヒーを片手にたばこを加えながら部屋で録ってあった大好きな格闘技を見ていたんだ。
AM2時過ぎくらいかな

しばらくして途中でうとうとしてきた。
その瞬間俺の部屋を開ける音とともに目を覚ました。

そこにはパンツ一丁の酔っぱらった一人のオッサンがたっていた…

そう、俺のオヤジ。オヤジも大の格闘技好きで、俺が格闘技録ってあったのを嗅ぎ付けて部屋に入ってきたのである。

なにも言わず目を血走りながら静かに部屋へ入ってきたと思ったら、勝手にリモコンを盗り始め、勝手に巻き戻しをしはじめた。

酔っぱらってるとはいえ、なんて自分勝手なんだ、そう思いつつ めんどくさい事が嫌いな俺はその場をこらえた。


親父がテレビを見始めて5秒後、聞こえてはならない音が部屋に響いた。

『いびき』


どーゆーこと??



そんな俺も意識が朦朧としてきたようだ。 自然と意識がなくなっていったのは覚えてる。
そしてガタイのいい男二人、六畳の部屋で眠りについた。


ここまではこのお話の序章に過ぎない。




そう、僕はあの晩悪夢を見た



寝苦しい、非常に嫌な夢を見ていた。どんな夢かははっきり思い出せない。

非常に嫌な夢。不快な夢。



オヤジの寝相の悪さ→半端ない→俺と同じ布団へ→お互い変な体勢→変な感触


目が覚めた瞬間僕の清き純粋な心は一瞬にして深い闇に閉ざされた…

目を何度も疑った。現実だと思いたくなかった。初めてオヤジを殺したいとおもった。

僕の目の前に現れたもの、それは干からびた梅干しをも思わせるような奇妙な物体と粗びきフランクフルトだったんだ



さぁここで一句(^_^)v




夏の夜 身の毛もよだつ
親父のハミチン





ご静聴ありがとうございました