東アフリカ親指ピアノのグルーヴを日本中から一堂に集めた年一回の祭典ムビラサミットが6月18日に東京、浜松町アフリカレストラン カラバッシュで無事大盛り上がりの中、開催できました。
親指ピアノを生んだアフリカの魅力をより多くの人に伝えたいと思って続けてきたイベントですが、今年もバラエティーに富んだ親指ピアノの世界を紹介できたと思います。

そして、今回は収益の一部19600円を東日本大震災の復興のための義援金に回すこともできました。必ず関係者の手で直接被災地へ届け、後日その報告を皆様に報告したいと思います。


今回は、私ハヤシエリカが実行委員長でした。
ムビラサミットというイベントは、アフリカの楽器の中でも一般に知られていない親指ピアノをテーマにした、正直とてもマニアックなイベントだと思います。でも、第一回から皆勤賞のお客様、地方からわざわざ来てくださる方もいます。いつも安く場所を提供してくださる方、出店や広告スポンサーになってくださる方、ボランティアのような値段で毎回手伝ってくださる司会ヒラゲさんやデザイナー渡辺さん、PAの方々、そして受けつけボランティアの方、出演者の皆様も協力して盛り上げてくれました。
今年は委員長をしたせいか、例年以上に応援してくださる皆様への感謝の思いで一杯でした。



トップは、sageさん。

アフリカを意識することなく、感性のままに日本人の感覚で自作のカリンバを弾いてくれました。

雨や風、日本の四季を感じるカリンバで、和やかな雰囲気を作り出してくれました。ムビラサミットブログ


CUBATUMBAクバトゥンバ は、キューバ・アフリカ・ブラジル・沖縄などRoots Musicを求めた4人によるAfro Cuban Roots Band。

マリンブラという大きな親指ピアノをbassに使っているため、ムビラサミットに来てもらったのですが、トレスギターの微妙なチューニング、グルーブあるパーカッション、哀愁とユーモアのある日本語、スペイン語、クレオール語混じった歌詞。実力ある演奏でした。

アフリカの田舎町にいそうな服装と雰囲気で、ムビラサミットに新しい風を吹き込んでくれました。

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ズングーカ。「本日は、Zungooca航空をご利用いただき誠にありがとうございます」と始まった実行委員のメンバーコイケ龍一くん率いるスペースムビラバンド。

パイロットは田中慶一さん(打楽器、歌)は、去年も実はムビラトロンで出演してくれました。キャビンアテンダントはまろまろ店長(歌、低音親指ピアノ)の、バスムビラと高音の歌が効いていましたね。エレキムビラの強烈なさ

わり音と、メッセージ性あるユニークな日本語歌詞が、盛り上げてくれました。


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ハクナターブ。vol3に続いて2回目の出演です。

タンザニアにヒロコさんもダンサーのメンバーも通い続けて、ダンサーのメンバーも増えて、歌もボリューム出て、パワフルさが増しました。さすがアフリカに通い学び続け、伝統を伝え続けてきたパイオニア的存在伊藤ヒロコさん率いるグループ。

ヒロコさんには、2010年2月に第7回ザンジバル国際音楽祭(Sauti za Busara)に出演したときの様子も、レクチャートークで話してもらい、アフリカの音楽祭の熱気を伝えてもらいました。


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レクチャートークでカラバッシュ店長の熊澤房弘さんに話してもらいました。

長くアフリカにかかわり、アフリカ全域をよく知った貴重な方です。カラバッシュという場を通して、これからも貴重

な体験を料理にして、アフリカ文化を伝えてくださることでしょう。



最後に、私達パシチガレ・ムビラズ。

最初の曲から踊ってくださって、トンデライも「ジンバブエの儀式みたい」と大満足でした。皆さんが踊っている間は、ムビラは止めないのがルール。小さい子からみんな前に出て踊りまくってくれました。このまま1時間でも2時間でも弾いていたかったです。

ジンバブエのムビラを愛し、聖なる楽器ムビラの伝統を弾き続けたい4人の思いが一体となって、パシチガレ・ムビラズは結束固く活動してきました。スミが後で、vol4で出演してジンバブエに帰国後亡くなったパシパミレがどこかで私達を見ているような気がしたと言っていました。ジン

バブエの祖先の魂も、日本の魂もみんな見つめている思いがしたライブでした。

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