私にとって小沼敏雄選手と言えば特別な存在です。

初めてミスター日本を見に言った時のチャンピオンはもちろん小沼選手。

トレーニングを始めて間もない頃、中野ヘルスにビジターで訪れた時には小沼さんと鶴田和一氏、そして臼井オサム氏がコーチで、そこはまさにボディビルのメッカ。見るものすべてが刺激的でキョロキョロして、まともにトレーニングはできなかった記憶があります。

月ボに携わっている私ですが、恥ずかしながら小沼さんを前にすると、未だ緊張してしまい、きちんと会話をしたことがありません。

そんな小沼さんが先日の日本マスターズに出場されました。

私が思うことを渡辺実氏がブログで端的に表現してくださっていますので、

ご本人の許可を得ていませんが、そのまま抜粋させていただきます。

ミスターボディビル小沼敏雄選手が久しぶりにステージに帰って来ました

昨年から今年にかけてジムやイベント会場試合会場でお見かけする事がありましたが膝や股関節がもの凄く悪そうです

正直エントリー表を見た時は驚きましたし心配でした

ステージでも明らかに故障があるのが解る歩き方です

普通なら出られませんよ

でも小沼敏雄はやっぱり小沼敏雄でした

全盛期を知る人から見れば衰えているのは確かに解ります故障をかばって辛そうなのも痛い程感じられます

でもそのような状態でも頭から爪の先までその存在は小沼敏雄その物でした

この存在感は小沼さんにしか無い物です

順位なんか問題じゃ無いです

あの小沼敏雄が

小沼敏雄として

小沼敏雄にしか無い存在感でステージにいた事が重要なのです！

並の選手ならこうは行きません

やっぱり小沼さんは凄いです

ミスターボディビル・小沼敏雄