東京オープンで印象に残った選手。 | 月ボスタッフNのブログ

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「月刊ボディビルディング」取材活動での出来事。

コンテストーシーズンの始まり、5月3日に行われた、東京オープンボディビル選手権大会で印象に残った選手をご紹介いたします。

しかし、年々レベルが高くなるばかりで、上位選手は東京クラス別、関東クラス別はおろか東京のオーバーオールでも十分戦えるのではないでしょうか?
このレベルの高さで、予選通過、さらには表彰台、そして優勝となると、まさに至難の業です。

まずは、マスターズ50歳で優勝の宮田勝実選手、とても50歳以上とは思えない程、若々しく、また驚異的なカット&ディフニションでした。
しかし、ここまで絞り込むにはどう調整されたのでしょうか?
大臀筋までキレキレの状態は、仕上がりだけなら今大会最高だったかもしれません。



次に60kg級・優勝の溝呂木雅之選手。昨年江戸川オープンで一般20歳~35歳の部で3位に入賞した選手ですが、この一年で研ぎ澄まされた素晴らしい身体を作り上げました。
特に素晴らしいのがこのバックポーズ。三角筋、ハムストリングス…まさにキレキレで、バックポーズに限れば、日本クラス別の60kg級でも通用する程の完成度の高さでした。今後は正面でのボリューム感が出てくれば、さらに飛躍することでしょう。



次に65kg級・優勝の北島崇選手。
出てきた瞬間、とんでもない選手が現れたと感じ、ゲストポーズ待ちで隣に座っていたジャガ佐藤選手と思わず目で会話してしまいました。(笑)
とにかく脚のバルク、カットは正面もバックも、もの凄いものがあります。腹筋以外は上体もかなり良いのですが、あまりに脚が凄いので、上体が弱く感じてしまいます。
腹筋の強化と全身をバランス良く発達させれば、東京オーバーオールでも活躍できるのではないでしょうか?



次に70kg級。
あえて2位の野中直紀選手をご紹介します。
弱冠22歳にして、バルキーな身体をしています。
ややイメージが地味なのですが、写真のサイドバックポーズがこれだけ決まる選手はなかなかいないのではないでしょうか。若いだけに今後が楽しみです。

さて、最後に75kg超級。
優勝は外国人のオスカー選手でしたが、
2位の吉田遵選手、3位の斎藤裕樹選手…2人は甲乙付けがたい、有望大型選手です。
とにかくデカい!そしてかっこいい!
28歳と29歳の2人はこのまま順調にいけば、ミスター日本で活躍できるくらいの才能の持ち主です。
吉田選手はかつてミスター千葉、そして東日本では、あの谷野選手を破って優勝した水島宙信選手を彷彿とさせる身体つきと雰囲気…とにかくかっこいい!(但し、ラットスプレットだけは改善してください。

斎藤選手はひょうひょうとした表情ですが、もの凄いバルク。吉田選手と比べるとやや胴が太く感じられるもののバルクでは勝っています。

2人の評価は完全に好みの問題になりますが、2選手とも東京オーバーオールで台風の目になるかもしれません。

以上、独断レポートでした。