和製リー・ラブラダ誕生!! 2012ミスター日本 | 月ボスタッフNのブログ

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「月刊ボディビルディング」取材活動での出来事。

全日本大会の結果はすでに皆さんご存じだと思いますが、
鈴木選手の3連覇、復帰の田代選手は2位という結果でした。
今年の話題はなんと言っても田代選手の復帰と同時に、もの凄い仕上がりだと言う噂が駆け巡っていました。
田代選手の仕上がりはすばらしいものでしたが、私が見る限りでは鈴木選手との差は大きなものでした。何しろ大きさの差は歴然としたものでした。鈴木雅選手はまさに世界基準で、一人突出した領域にいるのではないでしょうか。
今回も復帰した田代選手も含め、ファイナリスト12名中11名が常連組でした。
惜しくもファイナルを逃した、山崎選手、加藤選手、福田選手、井上選手らは、ほんのわずかな違いで苦杯をなめる結果になりました。
今回の初ファイナリストは、今シーズン、ミスター東京、日本クラス別70kg級を制した、佐藤貴規選手です。



ミスター東京で完璧な状態を見せた佐藤選手ですが、今日はその時を上回る最高の仕上がり。すべてのポーズにおいて欠点は全く見つからず、ラインナップの段階では田代選手を上回る目立ち度でした。
初ファイナリストでギリギリ入賞ではなく、最終結果は7位でした。



隙のない身体、完璧なアクションで、オーバーオールにおいて、自分より10kg以上大きい相手を打ち負かしてしまいました。
それはかつてミスター・オリンピアにおいて、リー・ヘイニーやドリアン・イエーツなどの大男と対等に競ったりー・ラブラダを彷彿させるものでした。

そこで本日、和製リー・ラブラダの誕生を勝手に宣言させていただきます。
大会終了後に何人かのご意見を聞きましたが、評価は私と同様で表彰台にあがるべきだったという意見が大半を占めたことを付け加えさせていただきます。