おなかもいっぱいになった
キレイキレイ3人衆
小樽の街を
ブイブイ言わせて
ナイトツーリングダーーー
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クロミちゃん
勢いよくエンジンかけて
しゅっぱーーーーーーーーつ
そして
まさこちゃん
スイッチON
キラリーンとライトが光る
スターターボタンON
カチッ
とライトが消えた・・・
え
もう一度スイッチON
ライトが光る
スターターボタンON
カチッ
カチッ
カチッ
えええ
ええええええええ
エンジンがかかんない
どうしてーーーーーーーー
すぐにパパに無線で連絡
「パパ~エンジンかかんない」
パパすぐに駆けつける
そして
パパが試してみたトコでエンジンはうんともすんとも言わない
「こりゃ、おしがけだな」
「よしっじゃーやるかー」
と3人で意気込み
まさこちゃんと私でおす
クロミちゃんまたがる
「せーーの」
数メートル走ったら
「ヴォロローッン」
と大音響とともに
エンジンがかかった
「やったねー」
「よかったー」
と
安心して
エンジンを切った
そして
もう一度かけてみる
すると
もうすでに
デュースはうんともすんとも言わず
カチッ
カチッ
とむなしい音が響くだけ
「なんでじゃーーーーーーー」
しょうがないので
また3人でおしがけに挑む
「せーーーーーーの」
数メートル進むと
ウィン。。。
とかすかな音がして
そこにグッと止まってしまうのだった
なんどもなんどもTryした
すごい気力で何度も願った
「頼むかかって
」
しかし努力むなしく
デュースは何も言わない・・・
「なんとしても北海道から脱出しなければ」
「なんとしても舞鶴に降り立たなくては」
「舞鶴に下りたらHOG呼べば良い」
「そのためにはなんとしても船に載せなければ~」
3人焦る・・・
「しょうがない」
「JAF呼ぶか」
プルルルルゥ~
ぷるるるるるぅ~
「あの~こうこうこういう理由で
来てくださいー」
「りょうかいー」
まつことしばし
JAF15分くらいで到着
「はやいじゃーん」
(北海道らしいJAFカー、ジムニーw)
「これでかかっちゃえば船には乗れる」
JAFの人とともに
色々原因をさぐってみる
コンコンやって見たり
カンカンたたいてみたり
しかし
やはりかからない・・・
バッテリー?
スタータークラッチ?
なんちゃらかんちゃら?
「いや、でもスイッチは入るし・・・」
「バッテリーの残量調べてみよう!」
「十二分にあるじゃん」
「ってことはバッテリーじゃないか」
「なんなんだ???」
Dに電話して聞いてみたりしたものの
これといった原因わからず・・・
そんなときにも
まさこちゃん
カメラを向ければイェーイ
こんなときに不謹慎な私ですが
数年付き合ってきて思ったんです
きっとこの夫婦なら
こんな時にもカメラ目線になってくれる
心の広さはある
こんなおもろいクロミちゃん夫婦が大好きです
もとい
「じゃー、もうとりあえずわかんないんで
船に載せる手配ですね」
「トラックに代えてきます」
JAFの人がトラックに変えてきている間にも
かすかな望みにかけて
またしても3人で
おしがけを試みる
「せーーーーーーの」
数メートル進むと
ウィン。。。
とかすかな音がして
そこにグッと止まってしまうのだった
やはり
うんともすんとも言わない
そして数分後
JAFトラック到着
「しょうがないですが
載せましょう」
よいしょ、よいしょ
よいしょ、よいしょ
よし、搭乗完了
そして
ウィーーーーーーーーーン
と荷台は軽やかに
上がり始め
うまいこと載っちゃいまいました
ドナドナドーナードォーナー
デュースを載ーせーてー
キレイキレイだったはずの3人衆
おしがけで
汗まみれになってしまい
また
汚家族3人衆に・・・
小樽港へいざ出発です
さぁ、デュースの運命やいかに