11年間ほぼ毎日、息子が眠る前に
「うまれてきてくれて、ありがとう」と
声をかけてきました。
自己肯定感が低かった、そして母の記憶がない
その上なんの自信もない私が
唯一、母として子供に出来ることだと思ったからです。
4歳から5歳にかけて、息子には辛いことがあったので
その頃から、ちょっとプラスして
「うまれてきてくれて、ありがとう あしたも楽しいよ いいこといっぱいあるからね」
と、歌うように言い続けています。
最近は、もう大きいので
「こちらこそ、生んでくれてありがとう」
と幸せそうに言ってくれたり
「お母さんが死んだら、その言葉を思い出して泣いてしまう!」
と悲しそうな顔をしたり。
ただ愛すればいいと思っていたけど
いっぱい愛されると、愛すると、失うのが怖くなるんだなぁとか
人って、傷つくのが怖くて、愛することをやめてしまうこともあるかもなぁとか
いろいろと気付かされます。
それでも、愛し、愛されることを
みんな、心の奥では、求めて生きています。
拗ねるのも、怒るのも、いじめるのも、愛が欲しいから・・・認めて欲しいから。
それが思い通りにいかなくて、プライドや、自信のなさ
ごっちゃになって、どうしていいかわからなくて、拒絶して、閉じて、寄せ付けなくして・・・
でも、素直に、また赤ちゃんに戻って、自分を育ててみると・・・
「きっと明日もいいことあるよ」
特別で唯一無二の、かけがえのない自分を、
自分が、責任持って、愛す、可愛がると決めると・・・
愛はここにあった、あなたは愛そのものだった、と、
気付く時が、必ず、来ます。
あなたへ。うまれてきてくれて、ありがとう。
母へ。うんでくれて、ありがとう。