アントレプレナーシップに関する神話と真実 | MBAノート

アントレプレナーシップに関する神話と真実

神話1:アントレプレナーは、先天性の才能である。
⇒アントレプレナーは、生まれつきの知性・創造性・エネルギーを有しているものだが、実際には10年ほどの経験を積み重ねることで、その能力に磨きをかけているのである。


神話2:誰でも起業することができる。
⇒起業自体は最も簡単なことであり、本当に難しいのは、生き残り、持続的に事業を大きくすることである。


神話3:アントレプレナーは、ギャンブラーである。
⇒成功するアントレプレナーは、とても慎重に、そして計算されつくしたリスクをとる。


神話4:アントレプレナーは、自らがボスであり、完全に独立している。
⇒アントレプレナーは独立からは程遠く、多くの先輩、パートナー、投資家、顧客などに師事・依存している。


神話5:アントレプレナーは、大会社のマネジャーよりたくさん働いている。
⇒そんな根拠はない。


神話6:アントレプレナーは、多大なストレスを伴い、多くを犠牲にしている。
⇒アントレプレナーはストレスフルな仕事だが、他のプロフェッショナル業務よりも厳しいものだという証拠はない。


神話7:アントレプレナーは、若く、エネルギーに溢れていなければならない。
⇒助けにはなるが、若さは必須ではない。30代中ごろの成功率が一番高い。


神話8:アントレプレナーは、権力や他者をコントロールすることを求める。
⇒成功するアントレプレナーは、自身の権力よりも、より大きな責任、達成、成果を重視する。


神話9:いいアイデアを持つアントレプレナーは、ベンチャーキャピタルから出資を仰ぐ。
⇒100社あるベンチャーのうち、実際にVCから資金調達するのは1~3社である。


神話10:SATもしくはGMATで600点以上とれないと、アントレプレナーとしては成功しない。
⇒アントレプレナーのIQは、創造性、モチベーション、誠実性、リーダーシップ、チームワーク、分析能力、曖昧さと困難を克服する力のコンビネーションによるものである。