残心【剣道用語】
とりあえず、寒稽古終了と言うことで、次の土曜日まで、稽古はお休み。
と、いうわけで、稽古のことは書けないわけですが…
一応、剣道メインのブログと言うことで、せっかく見に来てくれた方のため、ときどき剣道用語の解説などをしてみたいと思います。
今回は、「残心」。
有効打突(一本になる打ち・突き)の条件の一つに「残心がある」というものがあります。
かんたんにいうと、打った後に油断をしないようにすること。
気もちの面もそうですし、きちんと構えるということもそう。
自分が打った後で気を抜くと、隙ができてしまうんですね。
一本が取られやすい状況なのです。
ですので、そこまでの備えができてはじめて、打ちは完結するわけです。
当たっただけでは一本にならない理由の一つです。
審判が旗を挙げかけてすぐ取り消すのは、この残心がなかった、という場合があります。
本来は、そこまで見極めて旗を挙げないといけないのですが、剣道の速い動きという特性上、そこまでの動きからある程度、選手の動きを予測しているので、反射的に挙げてしまいそうになるんですね。