Pic by 綾本さん
ズドンと大きな音を立てて倒れた隙に、プールを背にして立ち上がるアンドロメダ。
ふらふらと機械獣も体勢を立て直す。
「よくもレディーの背中を痛め付けてくれたわね。それに…甲児くんと一緒にスケートする邪魔をするなんて、とんだお邪魔虫だわ」
プールをガードするように位置を変え、両手を広げる。
「アンドロメダの熱いハート、受けてごらんなさい!おっぱーい、ミサーイルッ!」
アテネオリンピックの荒川静香のような美しいポーズで胸を突き出す。
二つのバストが機械獣に命中し、大爆発。
ズドンと大きな音を立てて倒れた隙に、プールを背にして立ち上がるアンドロメダ。
ふらふらと機械獣も体勢を立て直す。
「よくもレディーの背中を痛め付けてくれたわね。それに…甲児くんと一緒にスケートする邪魔をするなんて、とんだお邪魔虫だわ」
プールをガードするように位置を変え、両手を広げる。
「アンドロメダの熱いハート、受けてごらんなさい!おっぱーい、ミサーイルッ!」
アテネオリンピックの荒川静香のような美しいポーズで胸を突き出す。
二つのバストが機械獣に命中し、大爆発。
「ふう…よかった…スケートリンクは無事ね」
ヘルメットを脱ぎ、額の汗をぬぐうさやか。
「おーい、さやかさーん、大丈夫か―!?」
補習を終えた甲児がのんきにバイクで帰ってきたのだ。
コクピットから甲児に向かって手を振るさやか。
シートの下には、もうひとつスケート靴が…
「シューティングスター、オフ!」
アンドロメダの頭部から小型機が分離し、甲児の目の前に着陸する。
アンドロメダの頭部から小型機が分離し、甲児の目の前に着陸する。
「甲児くん、お帰り」
フードが開き、2つのスケート靴を持ったさやかが甲児に駆け寄る。
「Zがいなくて大丈夫だったかい?」
「平気よ。ちょうどいいウオーミングアップだったわ」
「頼もしいな。さすがはさやかさんだぜ」
「さあ、滑りましょ。一緒に」
甲児にスケート靴を手渡す。
「一緒にって…今すぐかい?その恰好で?」
ベンチに腰かけてブーツを脱ぎすて、スケート靴に履き替えるさやかに甲児が。
「そうよ。フィギュアのコスチュームみたいでかわいいいでしょ?」
スカートの裾を両手でつまんで、ポーズを取るさやか。
氷の上に立ち、スイスイと華麗に滑り始める。
ぐるっとリンクを一周し、甲児の前でくるっとターンして立ち止まってウィンク。
ターンした時にふわっと裾が広がって…
真っ赤になって照れる甲児。
フードが開き、2つのスケート靴を持ったさやかが甲児に駆け寄る。
「Zがいなくて大丈夫だったかい?」
「平気よ。ちょうどいいウオーミングアップだったわ」
「頼もしいな。さすがはさやかさんだぜ」
「さあ、滑りましょ。一緒に」
甲児にスケート靴を手渡す。
「一緒にって…今すぐかい?その恰好で?」
ベンチに腰かけてブーツを脱ぎすて、スケート靴に履き替えるさやかに甲児が。
「そうよ。フィギュアのコスチュームみたいでかわいいいでしょ?」
スカートの裾を両手でつまんで、ポーズを取るさやか。
氷の上に立ち、スイスイと華麗に滑り始める。
ぐるっとリンクを一周し、甲児の前でくるっとターンして立ち止まってウィンク。
ターンした時にふわっと裾が広がって…
真っ赤になって照れる甲児。
そんな甲児の手を取って、氷の上に引っ張り込むさやか。
「さあ、甲児くんも一緒に滑りましょ。ねえ、早く」
腕を組んでぴったりとくっついて滑る二人をやがて夕日が照らしていった…
【終わり】
銀盤カレイドスコープ VOL.1
銀盤カレイドスコープ VOL.2
銀盤カレイドスコープ VOL.3