マジンガーラヴァーズ 第5話(その1) | ロボットヒロイン大好き!

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秋も深まったある日。冬の足音がそっと忍び寄ってきたような寒い昼休み。
弁当を食べ終わった甲児の席にさやかが近づいてきた。
「甲児くん♪」
なにやらニコニコとうれしそうな表情。
「どうしたんだい?」
ハンバーグのケチャップがついた口元を拭いながら応える。
「あのね、今日三博士が研究所のプールをスケートリンクにしてくれたんだって」
機械獣の攻撃が一段落していたここ何日かで、暇を持て余した三博士が強力な冷凍装置を開発したらしい。
そのお披露目に、光子力研究所のプールを冷やしてスケートリンクにした…ということらしい。
「三博士も呑気だな。そんな暇があるなら、Zの追加武装でも考えてほしいもんだぜ」
「甲児くん。余裕も大切よ。ほら」
携帯に届いたメールに添付されていた画像を甲児に見せる。
そこには、臨時のスケートリンクで転んでいるシローの姿が。
「ははは。ざまあないぜ、シローの奴」
「こら。そんなこと言わないの。でも、楽しそうじゃない?」
「そうだな」
「じゃあ今日は寄り道しないで一緒に帰りましょ」
「ああ、わかったぜ」
チャイムが鳴り、昼休みが終わる。


今日の最後の数学の授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。
いそいそと帰り支度を始める甲児。
「あっ、そうそう。ボス…それに兜」
「なんだべさ?」
「ん?」
怪訝な顔の二人。
「お前らこの間のテスト赤点だから、今日補習な。あとのみんなは帰ってよろしい」
「!?」
気落ちして机に突っ伏す甲児。
さやかが近づいてポンとその肩を叩く。
「お先に♪待ってるわよ」
いそいそと家路を急ぐさやか。
甲児とボスの前に配られるプリント。


【続く】


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