6
「とりあえず、拘束をときましょうか。」
杏奈がそう言うと、
「え~もうちょっとこのままでいいんじゃない?
危ないし。」
椎奈が反対しました。
けれどそんなに鼻血を荒立てていては、
説得力がこれっぽっちもありません。
むしろ椎奈のほうが危n「私が危険なわけないじゃない」
・・・・・地の文に干渉するのはやめてほしいです。
「椎奈、何ひとりごと言ってんの?」
ほら杏奈に怪しまれてしまったではないですか。
いつもブツブツ言ってる杏奈にあんなこと言われてますよ。
「なぜかしら、今とてつもない屈辱をされた気がする。」
何で地の文に書いていることがわかるんですか。
いいから、話を進めてください。
「杏奈姉さんそれはひどい。杏奈姉さんなんて
常にひとりごとを言っているじゃない。」
すいません。
都合の悪い時だけ聞こえなくなるのやめてもらえません?
いいや、優奈すすめてください。
「(なぜか話を進めなきゃいけない気がする)
姉さんこの人にちゃんとに説明しないと」
優奈の言葉に二人の姉は口喧嘩をやめます。
「そうね。で、どこまで話したっけ颯一郎君。」
「颯太です。
あなたがたのお父さんに俺がはめられて執事がどうのこうのとか・・・。」
久しぶりの颯太登場。
いきなり名前を間違われています。
可哀想すぎです。
「あなたはお父さんが私達のために雇った執事ってこと。
まぁ、執事って言っても仕事は食事と掃除だけだろうけど。」
驚きました。
どうやら颯太は執事として雇われたようです。
話を聞いている限りではお手伝いさんって感じですけど。
「なんで俺がそんな仕事に!」
颯太が驚愕しています。
まぁそれもそうでしょう。
いきなり既婚なことを言われたら誰だって驚きます。
「これは規定事項みたいよ。
ほら、お父さんのサインとあなたの父親のサイン。」
颯太が差し出された書類を見ると確かにサインがしてあります。
どうやら颯太の父親も知っていたみたいですね。
自分の親にはめられるとかもう終わりですね。
「まぁそういうことで諦めなさい。」
杏奈がそう言うと後ろの二人も深く頷いていた。
「ちょっと待ってくれ。
お前たちはいいのか。おれは男だぞ。」
颯太の言うことはたしかに正論です。
しかし、正論がいつも正しいとは限らないのです。
「「「別に全然平気ですけど。」」」
本日4回目のハモリです。
もういい加減慣れてきました。
「私は全然気にならない。いざとなればこのイザナミで・・・・・ふふふ」
と怪しげな笑みをうかべなぜか腕を撫でる杏奈。
「私はいてくれたほうが色々と妄そ・・・
勉強になるし。」
と、鼻血を流しながら笑う椎奈。
「私も別にいいかな。颯太さんの匂い好きだし。」
と颯太のジャージをかいで恍惚の表情をうかべる優奈。
なんでしょう。
残念すぎますねこの三姉妹。
誰ひとりまともな人がいません。
まぁだから雇われる人がいなくて
そたに白羽の矢がたったわけです。
「俺が遠慮したいんですが。」
「「「あなたに拒否権があるとでも?」」」
言い放ちました。
これほどいい笑顔は見たことがありません。
まさに脅すための笑顔です。
鬼も裸足で逃げ出すほどに恐ろしい笑顔です。
「はい」
颯太は真っ青になって頷きました。
「「「よろしい。」」」
三人も上機嫌で頷きました。
「はぁ」
颯太の口からため息がこぼれます。
この先の苦労を考えているのでしょう。
そうたが憂鬱に浸っていると
後ろから袖を惹かれました。
颯太が振り向くと
「「「これからよろしくね」」」
三人がさっきとは違う少女らしい笑顔で並んでいました。
(ふふっ。こういうのも悪くないかもな)
颯太はそう思ってゆっくりと笑い返しました。
エピローグ
新しく一人を迎えた家には今日も笑いが絶えません。
しかし、森颯太の苦悩はまだ始まったばかり。
可愛いけれど一癖もに癖もある三人の少女たちに
彼はどれだけ振り回されるのでしょう。
それを知る者はまだ誰もいません。
空の上の神様にだってわからないのです。
だって、そっちのほうが面白いでしょ。
【おわり】
「とりあえず、拘束をときましょうか。」
杏奈がそう言うと、
「え~もうちょっとこのままでいいんじゃない?
危ないし。」
椎奈が反対しました。
けれどそんなに鼻血を荒立てていては、
説得力がこれっぽっちもありません。
むしろ椎奈のほうが危n「私が危険なわけないじゃない」
・・・・・地の文に干渉するのはやめてほしいです。
「椎奈、何ひとりごと言ってんの?」
ほら杏奈に怪しまれてしまったではないですか。
いつもブツブツ言ってる杏奈にあんなこと言われてますよ。
「なぜかしら、今とてつもない屈辱をされた気がする。」
何で地の文に書いていることがわかるんですか。
いいから、話を進めてください。
「杏奈姉さんそれはひどい。杏奈姉さんなんて
常にひとりごとを言っているじゃない。」
すいません。
都合の悪い時だけ聞こえなくなるのやめてもらえません?
いいや、優奈すすめてください。
「(なぜか話を進めなきゃいけない気がする)
姉さんこの人にちゃんとに説明しないと」
優奈の言葉に二人の姉は口喧嘩をやめます。
「そうね。で、どこまで話したっけ颯一郎君。」
「颯太です。
あなたがたのお父さんに俺がはめられて執事がどうのこうのとか・・・。」
久しぶりの颯太登場。
いきなり名前を間違われています。
可哀想すぎです。
「あなたはお父さんが私達のために雇った執事ってこと。
まぁ、執事って言っても仕事は食事と掃除だけだろうけど。」
驚きました。
どうやら颯太は執事として雇われたようです。
話を聞いている限りではお手伝いさんって感じですけど。
「なんで俺がそんな仕事に!」
颯太が驚愕しています。
まぁそれもそうでしょう。
いきなり既婚なことを言われたら誰だって驚きます。
「これは規定事項みたいよ。
ほら、お父さんのサインとあなたの父親のサイン。」
颯太が差し出された書類を見ると確かにサインがしてあります。
どうやら颯太の父親も知っていたみたいですね。
自分の親にはめられるとかもう終わりですね。
「まぁそういうことで諦めなさい。」
杏奈がそう言うと後ろの二人も深く頷いていた。
「ちょっと待ってくれ。
お前たちはいいのか。おれは男だぞ。」
颯太の言うことはたしかに正論です。
しかし、正論がいつも正しいとは限らないのです。
「「「別に全然平気ですけど。」」」
本日4回目のハモリです。
もういい加減慣れてきました。
「私は全然気にならない。いざとなればこのイザナミで・・・・・ふふふ」
と怪しげな笑みをうかべなぜか腕を撫でる杏奈。
「私はいてくれたほうが色々と妄そ・・・
勉強になるし。」
と、鼻血を流しながら笑う椎奈。
「私も別にいいかな。颯太さんの匂い好きだし。」
と颯太のジャージをかいで恍惚の表情をうかべる優奈。
なんでしょう。
残念すぎますねこの三姉妹。
誰ひとりまともな人がいません。
まぁだから雇われる人がいなくて
そたに白羽の矢がたったわけです。
「俺が遠慮したいんですが。」
「「「あなたに拒否権があるとでも?」」」
言い放ちました。
これほどいい笑顔は見たことがありません。
まさに脅すための笑顔です。
鬼も裸足で逃げ出すほどに恐ろしい笑顔です。
「はい」
颯太は真っ青になって頷きました。
「「「よろしい。」」」
三人も上機嫌で頷きました。
「はぁ」
颯太の口からため息がこぼれます。
この先の苦労を考えているのでしょう。
そうたが憂鬱に浸っていると
後ろから袖を惹かれました。
颯太が振り向くと
「「「これからよろしくね」」」
三人がさっきとは違う少女らしい笑顔で並んでいました。
(ふふっ。こういうのも悪くないかもな)
颯太はそう思ってゆっくりと笑い返しました。
エピローグ
新しく一人を迎えた家には今日も笑いが絶えません。
しかし、森颯太の苦悩はまだ始まったばかり。
可愛いけれど一癖もに癖もある三人の少女たちに
彼はどれだけ振り回されるのでしょう。
それを知る者はまだ誰もいません。
空の上の神様にだってわからないのです。
だって、そっちのほうが面白いでしょ。
【おわり】