<いてはいけない世界>にいる
あの感覚がなぜか懐かしく
観ながら体感が寒くて
むずむずしてしまった「天気の子」。
(雨が苦手なんですw)
そして、
誰かの意見が聴きたくなるのは、
きっと、この「違和感」がなにか?を
突き止めたくなるから。
「違和感」は、
自分の常識との相違からやってくる。
「違和感」は、
自分の期待との相違からやってくる。
そして、
いろんな人に意見を聞くと、
その感想の違いに愕然としてしまう。
「常識」や「期待」や「好み」は、
こんなにも違うんだ!!と。
「拳銃」という穏やかではない存在にも、
社会的な問題にしても、
小さなシーンのひとつひとつでも、
主人公の選択についても、
いままでにないくらいに心かき乱されるわけです!(笑)
本当に、
あなたには多くのトリガーあるんだよって
ことに気づく仕掛けがされていて、
そして、その答えが出ないから
「みんなどうなんだろう?」って気になったりする。
だけども、
その各々の反応の違いを受け入れてくると・・・
なんとなく全体像が見えてくる。
どこかそれに納得しながらも、
それでもまだ、探し続ける。
新海監督は、
それを狙ったんじゃないかとさえ思えてきますねぇ。
そして、不思議と
それでも鳴り響いていたのは
「大丈夫!」
ということ。
本当の意味で、
この映画から(私が)ダウンロードできたのは
「大丈夫!」
ということだ、と気づく。
これから起こりくること、
何があったとしても、
心に従い、自分の大切な人を大切にする。
その結果、たとえば
その選択で何かが犠牲になったとしても
ん?いやまてよ、
犠牲、と感じるのはもはや傲慢で
何も変わっていない、
何もかもが自然な姿であるとも言える。
自分の「心」に従う練習を
そして、
その結果を受け入れる練習を
新海監督は、美しい映像を通して
させてくれているんじゃないかな。
そして、何を選択しても
その世界は「大丈夫!」
だよ!っとね。
何回か鑑賞すると、きっと
まだまだ気づくことがありそうですね。