ずるいよね

こうゆうときだけは
ちゃんと母親

ううん
きっといつだって
母親なんだよね

だからひかるも
お母さんが大好きだった

そんな彼女が
素直にお母さんに
甘えられるよう
俺に甘えられるよう

彼女が彼女らしく
そこに存在できるように
俺はしたかった

本当馬鹿だね俺は

あと少し
あと少しだけ
待ってみるよ

それでもダメだったら
ちゃんとあなたのとこへ
笑って行けるからさ
がいればいいのに

あなたのような顔で
あなたのような声で
あなたのような身長で
あなたのような体型で

あなたがいればいいのに
あなたが好きなのに

もうどこにもいない

大好きなのに

大好きなのに

どうして…
つくづく思う
あーなんだろ俺
あー会いたい

ありがとーって
言われたいのに
ありがとーって
言えなかった俺

ごめんって
言わせてばかりだったのに
自分は言わない俺

俺のせいで泣いてるのに
俺の為に泣いてるんだこいつ
って満足してた馬鹿な俺

その年齢でどんな想いで
地元から離れて来たのか
何でここへ来たのか

厳しい親説得したのも
働きながら俺の弁当作って
お互い仕事仕事で
時間合わなくても
文句ひとつ言わず
俺を起こさないように
見つめるだけの朝
たまにのデートで
満足やぁって笑って

全部全部俺のことが
好きだったから

全部全部あなたのこと
傷つけてばかりで

本当どうしようもないな俺



何で死ぬかなぁ
もう少しだけ
チャンスほしかった

なんてまた我が儘だね

会いたいんだよ
あなたに会いたい

ただ会いたい