こんばんは。
はせがわです。
前日、話題の映画JOKERを見てきました。
レビューしていきたいと思います。
ネタバレありなのでまだ見てない人、みる予定のある人は逃げようね。
また、私が感じた事なので批判とかやめてね。
まず、ジョーカーってなに?ってところからなんだけど、アメコミの「バットマン」に出てくる悪役です。関係ないけど、最近は悪役ってよりヴィランっていうことが多いね。
このジョーカーというキャラクターなんですけど、今までいろんな俳優さんが演じてきてます。
シーザー・ロメロ、ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ジャレット・レト。
そして今回がホアキン・フェニックスです。
この中で見たことあるのはジャック・ニコルソン、ヒースレジャーだけなんですけど、その二人のジョーカーとも比較していけたらなと。
今回のJOKERはタイトルの通りジョーカーが主役。
今まではバットマンに対してのジョーカーという風に、「正義」と「悪」みたいな対比で描かれてたんですけど、それが、主役になった事でジョーカーというキャラクターの内面や過去がテーマになっている様です。
そもそも、原作や他の映画においてジョーカーは正体不明であることが多いんですよね。
ヒース版の名台詞で「俺は混沌の使者」っていうのがあるんだけど、正にそれ。
無秩序そのもの。
逆に今回のジョーカーは、「ジョーカー」であるシーンよりも「アーサー」という人間で話が進んでいく。
アーサーは自分の意思と反して笑ってしまう病気を持つ。
アーサーの環境は正に最悪であり、徐々に壊れていく。
冒頭から可哀想になっていくばかりでした。
でも、アーサーにも確たるアイデンティティがあって、それが母親の存在なのね。
母親の存在があるから人間としてのアーサーが存在している状態だった。
それが、ある人物たちの殺害をきっかけにいろいろ崩れてきていきます。
ある人物たちとは、アーサーと違う環境の人たち。
彼らはトーマス・ウェイン(バットマン=トーマス・ウェインの父親)の会社の社員です。
物語の舞台であるゴッサムシティでは富裕層と貧困層が明確に分かれている様です。
貧困層であるアーサーがピエロの格好をしているときに、富裕層である人物たちを殺害したことにより、貧困層の人々にとってピエロが暴力の象徴となり、多くのフォロワーを生み出す結果になります。
その後母親の真実、そして自分自身の存在についての真実を知ってアーサーからジョーカーへと変化していく。
今までのジョーカーが「混沌の使者」なら、今回のジョーカーは「環境が産んだ悪魔」って感じでしょうか?
まあ、アーサー自身にも元から狂っている要素はあるんですけどね。
狂気を受け入れたときにジョーカーへと変貌?成長?していったという感じ。
自分の狂気を受け入れたアーサーは自らがこうなってしまった原因である母親を殺害します。
この時のセリフが
「俺の人生は悲劇だ いや、喜劇だ」
アーサーの中で自らの人生の意味を見いだした瞬間だったのでしょうか?
母親を殺したアーサーは、いろいろあって憧れの司会者「マーレー」の番組に出演します。
そして、マーレーを殺害します。
この時のセリフ回しがまたすごいんで!
見てください!
マーレー殺害によってジョーカーは貧困層のヒーローとなり物語は終わります。
結果としてとても楽しみ見られたんですけど、ジョーカーというキャラクターとしてはダークナイトのジョーカーの方が好みだなぁという感じでした。
ただ、ホアキン・フェニックスの怪演やストーリー好みはJOKERの方が好きですね。
いや、ダークナイトも同じぐらい好きなんですけど。
とりあえずもう一度見たいので暇見つけて行こうかなと思います。
ブルーレイも買いますわ。