☆我が家のC型肝炎記☆

☆我が家のC型肝炎記☆

2010年 ペグインターフェロン&レベトールにて79週の治療
2018年 母がマヴィレットにて8週の治療
2020年 子供達がマヴィレットにて8週の治療

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子供達の治療が終わったので、これまで触れてこなかった子供達のことを記録しておこうと思います。

 

まずは、子供達の感染が分かった時のことから・・・。

 

 

夏の暑い日のこと。

当時、子供達は2人とも小学生でした(確か)

 

自分の治療が終わったら検査しよう、と思っていたけど、怖くてずっと後回し。

だけど、いつまでも見て見ぬフリはできない。

覚悟を決めて、検査することを決意しました。

 

子供達はまだ小さく血管が細いので、産婦人科で採血をしてもらうことに。

子供達には何の検査かも伝えず「ちょっとだけ我慢してね」と、採血。

結果は1週間後。

 

この期間が、精神的にものすごく辛かった。

検査のことが片時も頭を離れませんでした。

結果を聞く日が来るのが怖くて、その日が近付くにつれてどんどん気持ちが沈んでいきました。

 

そして、1週間後。

行きたくない気持ちを抑えて、重い足取りで医者に向かいました。

 

きっと感染してる。

だから、そうだったとしても気落ちしない。

気持ちを強く持つ。

 

感染していた時のショックを少しでも和らげるために、最悪の事態を想定して自分を守ることに必死。

でも、心のどこかで

 

感染してなかったらどんなにいいか・・・

 

と、希望を持っていたのも確かです。

 

待合室では「お願いだから順番来ないで・・・」と祈ってました。

他の人が呼ばれるたびに、ホッとして。

 

だけど、いよいよ名前が呼ばれて、診察室へ。

 

入ると、テーブルの上に結果の紙が置いてあるのが見えました。

そして、赤字で「+」と書かれているのも・・・。

 

頭が真っ白になって よろけそうになりました。

 

椅子に座り、先生の説明。

それによると、2人とも感染しているとのこと。

 

2人とも・・・。

一番恐れていたことが・・・。

 

その後のことは、あまり記憶にありません。

車に戻ってもすぐに家に帰ることはできず、心を落ち着けるのにかなり時間がかかりました。

 

帰って、子供達を見ていてもらった母に報告。

でも、その時にはもう先のことを考えられてたかな。

子供達が治療する頃には、きっともっといい治療法が出ているはず、って。

・・・まぁ、ふとした時に ちょくちょく落ち込みましたけどね。

 

当時はまだインターフェロンフリーの治療がなかった時代。

だから、感染にあれだけのショックを受けたんだと思います。

自分が受けたあの治療を、子供達にも受けさせるなんて絶対に出来ない!と思っていたから。

 

 

あの時のショックは、今でも忘れられません。

自分の感染を知らされた時より辛かったかも。

 

でも、あの時信じたように、今は本当にいい薬が出ています。

ビックリするぐらい。

・・・羨ましいぐらい。

 

医療の発達に、本当に心から感謝です✨

7月12日から開始していた、子供達のマヴィレットでの治療。

昨日9月5日で、8週の服薬を終了しました。

 

結果は、2人ともウイルス未検出。

 

・・・良かった。

そして、長かったな・・・。

 

自分が感染していることが分かってから20年。

子供達の感染が分かってから6年。

 

辛かったなぁ、いろんなこと。

こんな日が来るなんて、本当に夢みたい。

 

治療の経過は、また記載したいと思います。

 

 

重い重い荷物、やっと降ろすことが出来た・・・かな😊

大変ご無沙汰しております。

これまでのこと、今のこと、また少しずつ更新をしていこうと思います。

 

今回は、母のことです。

 

今から20年ほど前。

産婦人科でHCV(+)と知らされた時、まず連絡したのは母でした。

母は仕事中だったのですが、帰ってきて大学病院での検査に付き合ってくれました。

 

その後も、何かにつけて気遣ってくれ、私が通院する時は小さな子供達を見ていてくれました。

 

そして、私がインターフェロンでの治療を始める、と母に告げた時。

母は、話してくれました。

 

実は、お母さんもC型肝炎なの

 

びっくりしました。

私は、感染源は、10代の時の手術ではないかと思っていたから。

母子感染の確率は低いとネットで見たので、そのことは全く考えていませんでした。

 

ごめんね

 

と、母は何度も私に謝りました。

 

私は感染源が分からないことがモヤモヤしていたので、ハッキリ分かってむしろありがたかったのに。

でも、母のその気持ち、それまで言えなかった気持ちは、よーく分かります。

私も、子供達に対して同じ気持ちだから。

 

母のお母さん、お兄さんも、C型肝炎だったようです。

母のお母さんのことは詳しくは分かりませんが、母のお兄さんはかつてインターフェロンを受けたけどウイルスは消えなかったようでした。

(著効率10%以下の時のことです)

そして、母のお兄さんは、肝臓癌で亡くなりました。

 

母は、お酒を一切飲まなかったからか、体質なのか、何もないように元気です。

だけど、体の中にウイルスがいるのは確か。

 

インターフェロンフリーの治療が主流になってきた頃、母に治療をすることを打診してみました。

母は考えていたようですが、クリニックに行って話を聞いて、治療する決意をしました。

高齢(77歳)なので心配もありましたが、副作用もほぼなく、治療期間も短いとのこと。

手続き等を手伝いながら、8週間のマヴィレットでの治療を開始。

4週間後の採血で、無事にウイルス検出しなくなりました。

副作用もほとんどなかったようです。

すごい薬!

ホッとしました。

と同時に、自分が受けた治療を思い出し、ちょっと羨ましいとも感じてしまいました・・・。

 

そして、子供達の治療にも希望が見えてきました。

 

母は、治療をすすめた私に感謝してくれています。

でも、母が元気でいてくれることが、私にとって大切なこと。

逆に感謝です。

 

治療を受けてくれてありがとう!

 

・・・今から2年ほど前のお話です。

 

大変ご無沙汰しています。

 

インターフェロン+レベトールでの1年半の治療が終わり、その後の検査でもウイルスが検出しない状態が続いて、もうすぐ5年。

 

・・・だけど、まだ検査は3ヶ月に1回行ってます。

これは普通なのでしょうか?

 

さて、自分の体は上に書いた状態で安定しておりますが、実は、私の2人の子供達にもC型肝炎が感染していることが分かりました。

子供は2人。

その2人とも感染。

 

母子感染は少ないと聞いていたけど、うちの場合はなんと100%でした。

(ちなみに、私も母子感染です。母は治療も何もしていませんが、70代でも元気です)

 

その現実を知った時のショックは、自分が告知された時以上のショックでした。

きっと大丈夫・・・と思っていたから。

 

でも、今は大丈夫。

私が治療した時よりもいいお薬がいっぱい出てるから。

きっと治る!と信じてます。

 

でも、子供達はまだ十代。

先生の話では、ハーボニーは小児の症例がないため、成人してから治療を始めましょう、とのことです。

それまでは、1年に1回の検査。

今のところ、肝臓の数値は問題ありません。

 

そんなわけで、これからここは子供達のことが中心になると思います。

まだ治療もしないので更新もあまりないかと思いますが、またいろんな方の治療のご様子を拝見させていただき、来るべきその時に備えたいと思っています。

 

よろしくお願いします。