僕の生きる理由(書き足しました) | born free one kiss one heart

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舞台俳優のまゆたんです。ただ今俳優活動を休止し、ジェジュンを本気で応援しております。




父が 僕の目の前で命を亡くし

僕は生きる理由を失った。











僕には母しかいなかった。

母は世間から逃れるように、ひっそりと暮らしていたが

僕は母の愛情をたっぷり受けて過ごした。



僕が1人で川で遊んでいた時に

声をかけて来たのが、ヨンフィとヨンレだった。

ヨンフィは同い年で、ヨンレは2つ年下だった。

僕はヨンレに一目惚れをして、いつかこの子をお嫁さんにしたいと

ずっとずっと思っていた。



7歳のとき、母が亡くなった。

時々やってくるおじさんが、僕の父だとわかったのは

母が亡くなった日だった。



僕は父にしがみつき、失った愛を得ようとした。

父は僕を引き取ってくれたが ただ1つ違ったのは

父と呼んではいけないということだった。

大監様

それが僕に許された父の呼び方だった。



腹違いの兄が居たが、兄は僕を疎み

心を通わせる事は無かった。

ヨンフィとヨンレといる時が

僕の安らぎの時間だった。




ヨンフィのお父さんが亡くなり、家を守るために僕はヨンレと婚約をした。

死ぬまで待つつもりだったあの人と

人生を共にできる喜び。

僕はヨンレを想い出の場所に連れて行った。

永來

と言う言葉を刻んだ石を見せ、想いの丈を伝えた。

「ずっと待つつもりで した。僕のところに来てください」

だが、彼女には医師になりたいと言う夢があり

一時はその夢をあきらめて僕の家に入ると言ってくれたが

彼女は夢を叶える事を選択した。




そして...

僕が追い続けていた改革派集団の頭が

たった1人の友だったとわかった時

何が起こっているのかわからず、目の前にいる

刀を向けた相手がなぜ彼なのかわからず

逃げて行く彼の後ろ姿を見ながら

ただ空に銃を撃つ事しかできなかった。

ヨンフィ...どうして...?




僕は益々父への忠誠を誓った。

僕にはもう、父しかいなかった。

たとえ犬のように扱われていようと、僕が愛せるのは

父だけだった。




その父が政治の中で立場を失い

僕の胸元にあった銃で命を亡くした。




意識が遠のいていくなかで 父が

「お前は私によく似ているから怖かった。お前の胸は温かいな

ギョンタガ...」

と言った。

ギョンタガ...初めてそう呼んでくれた。

そして...




☆ JYJ & TVXQ ☆まゆたんPRISM日記




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僕に初めて向けられた父の手は

温かかった。




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「お父さん、生きて下さいお父さん!」




父は

僕の腕の中でゆっくり目を閉じた。






誰にも愛されず 愛する人までも失ってしまった僕は

どうすればよいのだろう...













興宣大院君を殺そう











僕は...フランス軍との戦いの中で

興宣大院君の近くにとどまった。

父を死に追いやったその人を殺すために。

そのチャンスがやって来たが

失敗に終わった。





そんなとき...ヨンレの身が危ないと

知らせが入った。





忘れようとしていたあの人の その行く先に

僕は足を向けていた。




何日も寝ていない体で戦うには

相手が強すぎた。

僕はたくさん斬られ、それでも足はあの人の元へと向かっていた。

最後の力を振り絞って彼女を守り

彼女の無事を見届けたとき

僕の腹からはたくさんの血が流れていた。




僕は

父が最後に僕にそうしてくれたように

彼女の手を取り



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もう二度と言うまいと誓った言葉を...





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「誰がなんと言おうと...あなたは私の人..私の恋人...」.





そして...僕は...



















僕は 僕の人生はなんだったのだろう...?

僕はたくさん涙を流し 血を流し

愛する人すべてを この手から失った...






体と心が離れて行く...





ああ...僕は...死んだんだ...










「ギョンタギ! 友よ...!」









ヨンフィか...?








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「こんなところで何をしているんだ、僕と一緒に帰ろう」








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お前...僕のために泣いているのか...?








そうか...





そうか...
















*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


最終回を観て、ラストのシーンが忘れられず

あれから毎日このシーンを観てしまいます。

なので、最後に話を付け加えました。

ギョンタクは親友からちゃんと愛されていたけれど

すれ違いばかりでしたね。。。

切ないです。





このお話はDr.JIN のギョンタクのお話に沿って書いた物なので

内容はもちろん違います。

最後にお父さんが呼んだ『ギョンタガ』の説明を少し。

おわかりの方もいつかと思いますが

韓国では名前の後に 아 ア 야ヤ をつけて愛称呼びをしますね。

親しい仲での呼び方です。

ジェジュンやユチョンはパッチムがあるので아アをつけて

재중아 ジェジュンア  유천아 ユチョナ となります。

ユチョンはパッチムの連音化で、ンとアがくっついてナとなります。

ジュンスはパッチムが無いので야ヤがついて

준수야ジュンスヤ になります。

お父さんが最後にその呼び方をした、ということで

ギョンタクが初めて「お父さん」と呼んだ...

ということにしております^^




とまあ、勝手に書いておりますので

どうぞサラッとお考え下さい。