2020年の初め、キエフバレエ団が来日し全国ツアーを行いました。

東京、大阪をはじめ群馬県でも公演を行い、私は教室の生徒を連れ鑑賞しました。

新型コロナウイルス感染症の脅威が日本に広まる少し前のことでした。


今、何の罪もない一般市民の方々が戦火で苦しんでいる現状を耳にしたとき、
あの日私たちに希望や夢あふれる時間を届けてくれたダンサーたちの安否を気にせずにはいられませんでした。

そして、バレエの歴史と発展を語る上で欠かせないロシア ワガノワ。
数々のダンサーを輩出し、ロシアで築かれた教授法ワガノワ・メソッドは日本にも受け継がれています。

バレエという世界で両国はひとつであったと思います。


私はフランスのバレエ学校に留学したとき、
芸術は国境を超えて人々を繋げられる力をもつ、という大切なことを学びました。


今国々は分断され、各々が築き上げてきた文化・芸術が破壊されています。
情報がリアルタイムに流れてくる時代ですから、一日中触れる悲しい現状に胸が痛みます。


国に関係なく、この状況下で戦わざるを得なく、傷ついていった全ての人々のことを考えています。

今日も生徒と何の不安・疑いもなくレッスンができること、改めて幸せなことなのだと思いました。

一刻も早く人々の命と生活が保障されることを願います。