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最近遠ざかっていた映画…

やっと見に行けたよ!



柳楽優弥and田中泯のダブル主演

そして、瑛太やら阿部寛やら

そんな脇を固める役者も素晴らしい人ばかり
元々北斎の浮世絵も好きだし見に行くでしょ😊


しかし、6月初旬から始まったばかりのはずなのに
中旬にはその映画館でやってなくて
「まずいぞ…」
と思っていたのですが

同じ会社の小さな映画館でやるのを見て「キタコレー」と思い、待ってました




ここからは完全ネタバレ

見た感想…
期待通り( *˙ω˙*)و グッ!


若き北斎の柳楽優弥くん
斜に構えた感じだけど、実は一途で、しかも一見貧しそうな感じの食事を取るところとか
女遊びも酒もしない
絵に真摯に向き合い
生涯愛した女性は奥さんだけ


その北斎以前の彼に刺激を与えたのが
蔦屋重三郎(阿部寛)
そして重三郎が病で床に伏せる事が多くなってから開眼する北斎
「やっと来たか」と言う重三郎

あの、阿部ちゃんがいいのよ

そして程なくして重三郎他界

40分くらいかなぁ、重三郎の出番は
でもすごい存在感でしたよ


老年期は田中泯さん
この方はもう見た目がすごい
北斎の肖像画そのままですもんね

シャキッとした感じでカッコいい

それが脳卒中で倒れてから手の震えが止まらない
命は助かったけど…
と言いながら、薬を食べてて
「あれはなんぞ?」と思っていたら
自分で作った薬で治ったらしいですね(パンフレットに書いていた)

でもその後に富嶽三十六景を描いてるもんね

その老年期で深く関わった青年が瑛太さん演じる柳亭種彦
この名前はペンネームで、本当は武家の人
自分の生まれが武家だったばかりに
かわいそうな最期を遂げるんだけど😭

彼から北斎が受けた影響も大きいね


そしてそして、圧巻は
最後の場面

種彦が「自害」と言うことにされて
触発されてかいたのが首の絵

それを見て娘の栄が
「江戸を出よう」と
元お弟子さんの家に向かう


そこで男浪女浪を描くのよ

それが若き日の北斎と今の北斎の2人で


そこの迫力ったらなかったよ…

久々にがっつり
いい芸術作品を見せてもらったよ

まだしてるところもボチボチあるので
気が向いたら見てみてください