「久しぶりに
運動会に出てみようかな…」


そんな息子の一言から

動き始めた


二週間ほど前から
「徒競走だけには出る」と

やはり、みんなと一緒に何か、というのは
自分でもハードルだと思っているらしかった

「2年ぶりだなー、ドキドキするー」なんて
言ってましたが…

(2年生の春以来だから
三年ぶりだよ)とか思いながら


でも、日が近づくにつれ…

彼の中では緊張が勝っていった

それも仕方ないよね

みんなの中に混じれるか

沢山の視線に耐えられるか

普段、放課後で、みんながいなくなってから
登校してるもんね…



夜、急に泣き出したり
「今日は行かない」と言い出したり

「お母さん、ギューして」て
ギューして寝たり…


(もしかしたら無理かもしれない)

そう思ったよ


でも、先生が上手いことのせてくれて

実際、徒競走の練習をしたら
「楽しい!」が勝ったみたいで


でも、当日もドキドキして
(もちろん私も)

体操服にさえ着替えられないのでは?
なんて思っていたけど

なんとか自分で着れて


そして、学校に向かい
でも、入れず

しばらく陰に隠れて
先生に迎えにきてもらい

無事に走り抜きました



そのあと、クラスの全員と記念写真撮影


ここで、私の涙腺崩壊(T ^ T)




そして、私服に着替えて
また五年生の演技を見に行きました


一旦、家に帰り昼食をとり
再び特別席(笑)にて
観戦していました


で、ここからなんですけど…

思いもしない展開に


「ねぇ、体操服でここに座っていたら
どう思う?」

「え、別に普通に
怪我でもしたんかなー、て思うよ」
(救護のテントの中でした)


「僕、体操服に着替えるわ。
お母さん、付いてきて」

え?え?
体操服に着替える、て

体操服がなんだか息苦しくて
私服なら楽とか言ってたのは
ついさっきですやん…


そして、一旦帰り
着替えてまた例の席へ


しばらくして「あっちに行く」と言って
クラスメートのいる席の近くへ

「先生に挨拶しに来ただけなんだけど
今、忙しそう…」

そんなこと言ってると
クラスの子が息子に気づく

「原田くん、ここおいでよー」

おっ、いい声がけ♡と思い

「行ってみなよー」と言うと
結構すんなり行く




その後、先生に報告すると
「このまま、出れるようなら閉会式に
一緒に出ます」


そして…

最後までクラスの子達と一緒にいて
閉会式にも出てました



去年、一昨年と
1日も学校に足を踏み入れなかった息子

自らこんな風になるなんて
思いもしなかった!

前日、前々日
一緒に走ってくれた先生方



その練習を
目を細めて見ながら
応援してくださった先生方


当日、一緒に励ましてくれた
先生方、クラスメートのみんな


今思い出しても
涙が溢れてきます(T ^ T)


運動会後の会話

「どんな気持ちだった?」
「それは…言いません」


なんでやー、と思ったけど

彼の中では
みんなと一緒に競技に出られなかった自分がいて
そこが不満なんだろうな…
(完璧主義め)

でも、母にとっては
120点だったと思います

「秋の運動会は、団体競技にも出たいな」なんて
言ってましたからね


嬉しくて夕食は外食でした

そして、泣きすぎて頭痛かった。笑