タイトルでハッとする方もいらっしゃるでしょうが…


これ「ごちそうさん」の中で、主人公め以子の息子、活男が言ったセリフです

好きで、ずっと見てたわ、ごちそうさん

だから、全体の流れは覚えているのですが
再び、BSでの放送を見ちゃっています



先週末の放送で、かっちゃんが海軍に志願して
家族が涙で見送りました

私も大泣きしながら見送りました大泣きうさぎ大泣きうさぎ


その数日前にあったセリフに心を持っていかれた…


それがタイトルなんですが


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あらすじをざっと

毎日工場に従事してクタクタな活男に
遠慮して、台所仕事を頼んでいなかっため以子

ある日、京都から帰省した兄泰輔が
「お母ちゃん、あいつにおだいどこさせてんの?」と聞く
首を振るめ以子に「笑顔が無いで」と泰輔


それからまた台所の手伝いを頼んだりはするもののある日「わし、(海軍に)志願するわ」と言い出す活男

理由は「料理を作りたいから」
その時代、40歳以下の料理人への新たな従事は禁止されていたので、それしか道がなかった

当然ながら、反対し、怒鳴るめ以子

活男の従事する工場で事故が起こり、活男は無事だが、知っている子が亡くなる

これで、活男も考え直すかと思いきや
「このままでも、いつ空襲や事故で亡くなるかもしれん
でも、それやったら…わしはなんのために生まれたかわからへん」と泣く活男


その姿を見て、父悠太郎は、志願書にサインする気持ちになる

姉のふ久の内祝いの膳を作らせることで
思いとどまらせようとするも
「わしも兵隊さんの『ごちそうさん』になりたいんや」と思いを強くする活男

さすがのめ以子も折れて、みんなで涙で送り出す…





…てざっとでは無いねあんぐりうさぎあんぐりうさぎ



思春期の男の子が「わし、なんのために生まれたかわからへん…」と訴える姿は
本当に胸を締め付けられました


この子はちゃんと考えて生きているのに
生きる意味を考えているのに
戦争のために夢さえ叶えられないのかと…



つながる花2つながる花1つながる花2つながる花1つながる花2つながる花1つながる花2


そして、私自身を振り返るに

高校時代、本当に生きる意味がわからなくて…
進学校だったのもあり、学校と塾と家の三角地帯におり


特に部活もしていないし
大抵のお友達とは家が遠くて、
放課後とか遊べず(遠距離通学でした)



一定の子とは遊んでいたけど
なーんか違う気がして…( ;∀;)



家に帰れば
手伝いしろ、女だろ(イヤな言葉)
今日ばーちゃんがなー(また愚痴…( ;∀;)
ねーちゃんねーちゃん(弟2人)



あんまり家に居たく無いから外出が多くなり
ちょっと遅くなると怒られ

「私、なんのために生きとん?」と
思って居たのですよ


勉強は実はキライではなかったけど
目的なく勉強をするのも疲れてきましたショックなうさぎショックなうさぎ


三浦綾子の「塩狩峠」を繰り返し読んでは
「私も、こんな風に大勢の人のために身を挺したい」などと思う、闇を持った子でした…
だって、そうすることで生きる意味を見出せるんじゃ無いかと…


今はね「生きているだけで丸儲け」と思うし
(子どもを産んで特にね)
そんなことで命なんか投げ出さないで〜、と言えますが…


なんだったんでしょうあの虚無感…
思春期特有のものだったのでしょうか??

ちなみに世はバブル全盛期の頃でした…

薄々、バブルの虚しさに気づいて居たのもあるかな?


今思い出すと、結構な暗黒時代だなあんぐりうさぎあんぐりうさぎ