昔、オーストラリアで働いてたとき、「Please」の使い方についてものすごーくギモンに思ったことがあった。
Pleaseなんてとっても簡単な単語だけど、そこには外国人とネイティブの「感覚の違い」みたいな
ものがあったんだけど・・・
台湾の病院で働いて約三ヶ月
それが中国語だからなのか、文化の違いだからなのか、考え方の違いだからなのか
わからないけど、すごく違和感を感じる場面がある。
それは手術の後や接生の後、患者さんを診にDrが来たときなどに小姐が
「○醫師謝謝」
と言うこと。
ありがとう、って・・・
自分の患者じゃん。。。
(むしろやって当たり前でしょ?逆にお礼を言われるのはこっちなのでは???)
って思っちゃうのは、やっぱり日本人だからだろうか。
日本では、手術が終わった後、執刀医は麻酔科の医者やOPE室の看護師に対して
「ありがとう」って言って帰る
医者とか看護師とか関係なしに。
それは、やっぱり自分の患者を治療するためにOPEに関わる人たちが協力して手術を行ったわけだから
執刀医がお礼を言うのはすごく自然だと思う。
違和感を感じる理由はきっと
台湾では医師はまだまだお医者様、感覚が強いから、だと思う。
例えば、同僚には普通に「早(おはよう)」とか、もしくは挨拶しない(できない?)とかなのに
医師が来たときは
「○醫師早!」と、なんか偉い上司が来たときみたいな対応。。。
仕事も本来看護師の仕事じゃなくても、医師のためにやってあげたり・・・
とにかくそんなことまでやらなきゃいけないし、そんなことまで言われるの?ってぐらい
細かいことまで注意されたりする(それってもう医師とか看護師とかじゃなくない?みたいなこととかも)
まぁ、小さい病院は院長が老闆なので確かに上司、ではあるかもしれないけど・・・
(だから実際老闆=院長には意見が言えない・・・)
でも医師と看護師って職種が違うし、看護師は医師の部下ではないのだ!
やっぱりその対応おかしいよ・・・って思ってしまう。。。
この「謝謝」、あたしにはやっぱりありがとうにしか思えなくて
心に思ってないことはなかなか言えない・・・苦笑
言わない方が変なのかもしれないけど。。。