日本帰国中に沖縄に行ったとき、あるビーチにゴミが沢山あってびっくりしました。
きれいなビーチはきっと誰かの手によってきれいに保たれているんでしょうね。
たまたまバーベキューをしていた人が「みてこのゴミ、韓国と中国から来ているんだよ」と教えてくれました。
というのもペットボトルの表示が中国語と韓国語のものがほとんどだったからです。
では日本人はゴミを捨てたりしない立派な国民性があるのかというと、そうでもないらしく、潮の関係で、日本からのゴミは北アメリカ近くで発見されるらしいです。

その日本のゴミが見つかるあたりは潮の関係で日本からだけでなく、いろいろな国のゴミが集まってくるそうです。大きさは約テキサスの2倍(約日本の4倍)とも言われています。その80%がプラスチックでできているそうです。

ちなみに太平洋にはこういったゴミの島が二つあるそうです。

この辺りでは、鳥や亀などの生き物がプラスチックを餌と間違えて食べてしまい、死んでしまうというような問題が多発しており、今までにもいろいろなところで取り上げられてきました。

雨の日も、晴れの日も I ? バンクーバー-体が変形してしまった亀
(プラスチックにより体が変形してしまったカミツキガメ)

雨の日も、晴れの日も I ? バンクーバー-胃に詰まったプラスチック
(鳥の胃に詰まっていたプラスチック)

海に浮かぶプラスチックは塩水と太陽の光によって小さく分解されていくそうですが、それはみかんやりんごの皮などと言ったものが分解されて再度栄養として使われるような分解とは異なり、プラスチックの毒性は分解されずにそのまま残ります。というより多分プラスチックは小さくなることにより、生物の胃の中だけでなく、血液中に吸収されやすくなるので、毒性が高まるのではないでしょうか。

プラスチックには私たちの女性ホルモンと似た働きをする成分が含まれているものがあり、その影響により、雄が生殖機能を失ってしまったケースがあります。

塵のようになったプラスチックが、30メートルも下まで広がっているということですが、今のところ研究などが行われているだけで、これといった国際的な解決策はまだなにもないようです。

そのうち小さなプラスチックでできたプラスチックの浜が見れるようになるかもしれません。


ウィキ:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E3%82%B4%E3%83%9F%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88

ユーチューブで見れるニュース(英語):
http://www.youtube.com/watch?v=8a4S23uXIcM&NR=1
さてさて、とっても楽しみにしていた日本への帰国も4月16日からの10日間だけだったので、本当にあっという間にまたバンクーバーに帰ってきてしまいました。今回の帰国では実家の長野への滞在が3日で、あとは沖縄旅行でした。
地震が起きる前の2月に予約を入れていたので、一時は帰国中止も考えましたがこんな時こそ家族の顔が見たかったので、予定の変更なく帰国しました。

着いた当日、茨城の方でマグニチュード5ぐらいの地震があったので、東京駅に出るためのスカイライナーも、成田エクスプレスも一時休止になっていました。快速が走っていたので、それで東京にでて、新幹線で無事に長野に到着しました。

雨の日も、晴れの日も I ? バンクーバー-桜


雨の日も、晴れの日も I ? バンクーバー-長野


スーパーなどに行ってみたところ、そんなに品薄、ということもありませんでしたが、東京はエスカレーターなどが節電のため止まっていたり、まだまだ災害前の状態に戻るには時間がかかりそうです。

沖縄では逆に、修学旅行生や一般旅行者が激減しているようですが、電気や物資に関する問題はあまりなかったように思います。

雨の日も、晴れの日も I ? バンクーバー-沖縄の海


復興や経済不安など大きな課題に面している日本ですが、それでもやっぱりいつかは生まれ故郷に帰りたいと最近つくづく思います。帰国後の就職が一番の難題なので、それさえクリアできれば、と思います。

帰ってきて長旅のせいで免疫力が落ちたのか、のど風邪をひいてしまいました。
のどがめちゃくちゃ痛い・・・・。
ミャンマーで政権移行が起き、「ミャンマー連邦」から「ミャンマー連邦共和国」に国名が変わったというニュースを読みました。
http://mainichi.jp/select/world/news/20110329ddm007030182000c.html

しかし、形だけは軍事政権から文民政権に変わったものの、閣僚は軍出身者が占め、大して何も変わっていないのが現実のようです。
アウンサンスチー女史は選挙は見せかけだけのものとして、参加を拒否したそうです。
http://www.cnn.co.jp/world/30002303.html

アウンサンスーチー女史のことをウィキぺディアで読んでいたのですが、前立癌にかかってしまっただんな様(マイケル・アリス)と結局最後に会うことができなかった、という事実を始めて知りました。
マイケル・アリスはミャンマーへの入国を許可されず、アウンサンスーチー女史は、国外に出てしまうと、ミャンマーに戻ってこれなくなる恐れがあったため、結局だんな様が亡くなる前に会うことができなかった、とあります。
なんて悲しい話なんだろうと、胸が痛くなりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%BC

最近チュニジアを始めとし、いろいろなところで独裁政権を覆す動きが起きています。
一日も早くミャンマーの、ビルマの、民主化が現実のものになれば、と祈るばかりです。