心理カウンセラー修行中 × 保健師 の 伊海(いかい)真由美です。

 

 

池江璃花子さん(水泳選手)の活躍が報道されていますね。

 

 

私も本当にすごいと思っています。

白血病になって、キツイ治療を乗り越えて、

社会復帰するだけでもすごいのに、オリンピック代表だなんて。

 

 

 

正直言うと私、池江さんが痩せた体で復帰された時、

「もう水泳はいいよ、無理せず生活して」って思ってました。

 

 

 

水泳をもう一度やるっていうだけでも驚いたのに、

あっという間に日本一になるなんて、

一体どうなっているんでしょうか。素晴らし過ぎます。

 

 

 

そして多くの報道で彼女は、

「努力の天才」と賞賛されています。

 

 

 

ただ私は(表現の仕方の問題だとは思うのですが)

彼女が「努力することを頑張った」という表現は、

合っているのかな?と思っているんです。

 

努力っていう言葉には、

「嫌なことを我慢して頑張る」っていうニュアンスを感じるのは

私だけでしょうか?

その感じが、なんか違和感があるんですよね。

 

 

私は、彼女がここまで結果を出せたのは

「天性の負けず嫌いだったから」じゃないかと思っているのです。

 

 

 

 

「悔(くや)しい」「勝ちたい」「負けたくない」って思う気持ちは、

お腹の底から出てくる様な感情ですよね。

理屈抜きに、反射的に感じてしまう様な感情だと思います。

そしてものすごく強いエネルギーを持つ感情だと思います。

 

 

 

 

でもこの感情は、感じる度合いにかなりの個人差があって、

あまり感じない人も居るし、気がおかしくなる程強く感じる人も

居ると思うのです。

 

 

 

 

強く感じる人は、

とにかく勝ちたい、理由なんか無い、負けたくない、

やりたい、やらずにはいられない、

楽しめばそれで良いなんて絶対思えない!

って言うと思います。

 

 

 

 

多くのアスリート、勝負師、色々な業界で大成している人は、

その負けず嫌い度が異常に高いと私は思っています。

それは1つの才能です。

 

 

 

 

更に言うと、負けず嫌いな人達って、

勝った時の快感と、負けた時のクソ悔しい気持ちを

忘れにくいという才能もお持ちだと思います。

 

 

 

 

負けた時は半端ないくやしさがあって、大変な苦しみを生む訳ですが、

その気持を簡単に消すことなんか出来ないし、

時間が経ってもありありと思い出して、

その感情を、エネルギー源として炎をメラメラと燃やし、

今日もトレーニングを頑張っちゃう、努力しちゃうんじゃないかな、

と思うのです。

 

 

 

 

 

で、私が今日言いたかったことはこれです。

 

この池江さんの姿から、

「努力は大事。嫌なことでも我慢してやり続ければ報われるよ!」

っていうことを学ぶよりも(そういう人も否定しませんが)、

 

「負けず嫌い」って素晴らしい才能だから

お持ちの方は是非上手く使うことを考えてね、

っていうことと、

 

 

「私は負けず嫌いでは無い」と思っている人でも、

もし「悔しいーー!」って思う分野があるなら、

そこにはあなたの莫大なエネルギーが埋まっているかもしれないので、

よーく目を凝らして見てみて下さい、っていうことです。

 

 

伊海(いかい)真由美