心理カウンセラー勉強中の、伊海(いかい)真由美です。

 

昨夜良く寝ましたら、

おかげさまで今朝、冴えまくっておりますラブ

 

 

 

今日は

メンタルを病んでいるのではないかという疑いがある方や、

認知症の疑いがある方に、

病院に行ってもらいたい時の周囲の対応について書いてみたいと思います。

(この時行く病院は、精神科・心療内科・脳外科あたりです)

 

 

 

私、過去に会社でメンタルヘルス担当をしていて、

一番神経を使って、

一番時間を使って、

一番エネルギーを使った仕事がこれでした。

 

個人的に知り合いからメンタルの相談を受けたりする時も、

これが最もムズい(高いハードル)ですショボーン

 

 

 

どうしたらメンタル系病院を受診してもらえるか、です。

 

 

 

この山富士山を乗り越えたご本人とその周囲の方は、

後はもうかなり安心して照れ前に進めるんです。

 

「病気じゃないです」と言われれば、そのスタンスで考えますし、

「病気ですから治療しましょう」と言われれば、それに従うだけです。

 

 

 

 

専門医を受診するということは、

スポーツの世界で言えば、専門のコーチ筋肉についてもらった

ということですから、

基本良くなる(良くなる為に受診する)、と私は考えています。

若い方には、そう説明する時もあります。

 

 

 

 

昭和の時代から比べたら、精神科のハードルはかなり下がっていて、

ご自分から「ネットで調べたら、〇〇という病気にピッタリでした。

精神科へ行くべきでしょうか?」などとおっしゃる方も随分増えましたが、

 

 

 

 

まだやっぱり、内科などには簡単に行けるのに、

「自分が精神科へ行くなんて考えたこともないびっくりという方も多いので、

 

そういう時に、どの様にご本人の口から

「病院病院へ行きます!」と言って頂くか、

これがメンタル疾患治療の最大の山場富士山

だと私は思っています。

 

 

 

 

しかも多くの場合、この役目は医療者では無く、

ご家族、友人、恋人、職場の仲間が担うことが多いと思うのです。

 

 

 

 

ご家族:「お酒飲み過ぎだと思うよ。〇〇病院へ行こうよショボーン

患者さん:「あそは精神科じゃないか!俺はそんな所へ行く必要は無い!プンプン

ご家族:「でもね・・・ショボーン

患者さん:「もういいっ、ほっといてくれ!ムキー

 

まぁこんな押し問答ですよねショボーン

辛しショボーン

 

 

 

 

 

この状況は本当に千差万別なので、

簡単に「こう言えば良いです」みたいなのは全然えーん無いんですけど、

 

とりあえず私が対応する時に、基本にしているパターンを書いてみますね。

(対象者は、持病が無く、一切病院受診をしていない方とします)

 

 

 

 

①ご本人が困っていることを取り上げて話す。

 

例)眠れないんですかー、それはキツイですねー。

例)物忘れがひどくなってきたんですね?それは困る時がありますねー。

例)考えがまとまらないんですか。以前はそんなこと無かったのに?

 

 

 

②上記①を解決したいと思いませんか?と誘う。

 

例)何とか眠れる様にならないか、一度お医者さんに相談してみたらどうでしょう?

例)その物忘れ、歳のせいなのか、もっと違う理由なのか、お医者さんに聞いてみたらどうでしょうかねー。

例)なんで急に考えがまとまらなくなったのか、その理由を知りたいですよねー。

 

 

 

③「医者に行ったら何とかなるんですか?」となったら、

 

例)そうですね、やっぱりそれが得意な先生っていらっしゃると思うんですよね。

例)何とかなるかならないかを、専門の先生に聞いてみたいですよね。

例)専門の先生に相談して良くなった人を私知ってるんですよね。

 

 

 

④この辺から、ご本人が、受診した場合の不安を出されることが多いです。

それに1つ1つ「大丈夫」と答えます。

 

例)そういう所へ行ったことが会社にバレると困ります→内緒で行けますよ。

例)心の病だったらもう立ち直れないと思うので不安です→そのまま先生に言ってみたらどうでしょう、「立ち直れないと思うんです、不安です」ってね。

 

 

 

 

これを全力で親身になって語りかける訳ですが、

とにかく焦りは禁物です。(イライラしちゃうのよーえーん

最初から「この説得には何日もかかる」という覚悟で挑みましょう。

「あー思ったより早かったなおねがい」となるかもしれません。

 

とにかく「心底あなたを心配している」という静かな熱意炎が必要です。

 

 

 

 

この辺でもまだ同意して下さらない方は、

拒否と言うよりも、「決断できない」という状態が多い様に思いますので、

(ケースバイケースですが)

 

例)私にまかせてくれない?必ずあなたに聞きながら進めるから。

例)私の顔をたてると思って、お願いお願い

例)(認知症の方などは)説得を一回諦めて、

全く別の日に、「健康チェックに行かない?」とサラッと誘ってみる。

例)内科の主治医などがいらっしゃれば、その先生にご家族などから

相談してみる

例)その病気について書かれている本や雑誌などを見せる

 

 

 

まだまだ色々(過去の私は)言ってきたとは思うのですが、

とにかく、色々なアイデアがあったらあっただけ良いと思います。

 

このブログをお読みの皆さんで、

他にもアイデアがあったり、実体験がある方、

コメント欄で教えて下さい。

 

 

 

 

現在の日本の医療は、私が学び始めた35年前と比べただけでも、

かなり進んでいると思いますから、

1回信じる価値はある!

という信念で、周囲の方々はご尽力して頂いて、

何とかご本人が納得して、病院へ行ってもらいたいな、と思うのです。

 

 

 

 

そして、お医者さんの範疇では無いけど悩んでいる、という方が

ありましたら、そういう時には、

心理カウンセラーを上手く使って頂ければ良いかな?ウインク

と思います。

 

 

長くなりました、

最後までお読み頂き、ありがとうございましたお願い

 

伊海(いかい)真由美