心理カウンセラー勉強中の、伊海(いかい)真由美です。
私、保健師として会社で働いている時、
「仕事を辞めたい」って相談して下さる人に、
(その方のお話を十分聞いた後でですが)
辞表を書いて(男性なら)ポケットに入れておくことや、
転職サイトを検索しまくったりすることを提案する時がありました
「もーこんな会社、辞めてやるー!」って思っている人が、
実際にこうした行動(辞表や転職サイト)に出て、そして会社に行くと、
結局辞めることになる人も居るんですけど、
逆に、仕事がメッチャ上手く行き始める人が居るんです
それまでビクビクして上司に言えなかったこと、
言ったってどうせわかってもらえないと思って黙っていたことを
「俺辞めるしね」と思って言っちゃったら、
上司が「おーなるほどー、それで行こう!」なんて言われちゃったり、
そこまで漫画みたいに上手く行かないとしても、
「上司と初めて本気で話し合えました」とおっしゃる方があって、
その上司の考えを聞いて
「スッキリしました、これで悔いなく辞められます」という人もあるし、
「ちょっと自分の想像とは違っていました。
あれは課長の意見じゃ無くて社長の意見で、
課長も実は困っていて、ちょっと同情しました」
とかもあります。
それから、
「これって、転職サイトで見たあの仕事に活きるかなぁ」なんて思うと、
新しい学びに抵抗無くチャレンジできる人もあります。
そのチャレンジが無駄になることは無いと思いますし、
新たな目的が出来て、「とりあえず会社に行くのが嫌じゃなくなった」
という人もありました。
結局
「まぁ今辞めなくても良いか」
と思うことがあるみたいなんです
昔、島田紳助さんが言った名言で、
「マイホームを諦めたサラリーマンは強いで~」
っていうのが私は忘れられません
サラリーマンって、自分の将来、特に「マイホームが買いたい」という
夢の実現の為に、社内で守りに入ることがあるんですよね。
でも、その守りの辛いこと辛いこと
もし、「もうマイホームなんか要らない!」と思えたら、
(きっと家族の協力が必要だとは思いますが)
肩の荷が降りて、楽になる人があるんだと思います。
特に東京など地価の高い地域のサラリーマンの皆さんには。
マイホームを諦め、「自分が頑張っても頑張らなくても、
評価されてもされなくても、会社は潰れないし、自分がクビになる訳でも無い」
という事に気がついたサラリーマンは、
恐れを知らない無敵の存在になれるんだ、
という紳助さんの名言だと思います。
ただ、ここで加えておきますが、
会社で働くのは、マイホームに代表される
欲しい物が買える暮らし実現の為だけでは無いので、
それで全て解決とはならないんですけどね
自分を強く押さえつけている(抑圧している)漬物石みたいな力って、
それを一旦退けると、「あれっ?」って感じで
考え方が変わることが有ると思います。
その漬物石が無ければ、自分が活躍出来る場は
この会社で合っているのかもしれない訳です。
その漬物石(漬物石って若い方わかるのかなぁ)が、
どうしようも無い場合はどうしようも無いんですけど
ちょっと1回退けて考えてみる、
自分の気持ちを試してみるっていうのかな?
この策いかがでしょう?
伊海(いかい)真由美