5月3日 晴れ晴れ


GW常念山脈縦走の最終日は

常念小屋から 常念岳・蝶ヶ岳を歩いて

上高地に下山する 夏道CT10時間の 超ロングコース!!




常念小屋の入口は 雪のトンネルの向こう側♪



今日の朝が 一番天気が良いかも~♪


天気予報では 午後から天気は下り坂で

強風&雨の予報なんだけど そんな雰囲気ちょっとも無いな~♪



まずは常念岳に登るよ~ ちなみに見えているのは山頂ではないよ(汗)


前に来たときは テント泊装備で一ノ瀬から登って

テント設営後 そのまま山頂に向かったので しんどかった~

小屋から意外と登るっていう 嫌ぁな記憶だけは残ってる・・・



イワイワの急登を登ると あっという間に 小屋があんなに小さくなったよ

下部は残雪はなくて 岩にマークがついているんだけど

どこでも歩けそうな感じで やや迷う



小屋は小さくなったけど 山頂までは まだまだ!

山頂直下だけ 残雪あり


遠くから見るとそう見えないかもだけど 意外と急だった


せっかくGWに来たからには こんな雪山をたくさん歩きたい♪

って思っていたので テンションあがる~♪



こーんな斜面


この時間の登りなら アイゼンなしでもOK♪

ピッケル使って グイグイ登っちゃおう!

下りはアイゼンつけないと ちょっとコワイかな



まぶしいくらいの 雪の白い色が最高!
気持ち良い♪



常念岳山頂(2857㍍)


風がビュンビュン吹いてて

登って来た人達も さっさと次の目的地だったり 帰ったりして

ほとんど貸し切り状態


穂高から キレット 槍ヶ岳まで見渡せる 最高のロケーション♪

今年はあの稜線を 歩いてみたいな~♪



さあ 歩き出さないと 今日中に下山できなくなっちゃう!


この山行最後のピークの蝶ヶ岳は 稜線の先

少し緩やかに見える場所だよ!

事前情報によると アップダウンが激しく かなり疲れる

&樹林帯歩きで あまりおもしろくない道 とのこと


歩きはじめの数メートルだけ雪渓の下りだけど

その先は イワイワした岩場の下り

サクサク降りてると 「雷鳥!」の声


岩の上に 雷鳥のオスがいる!!


目の上の 赤い肉冠がすごく目立ってる!!
まだ半分冬毛の 白い雷鳥に会えたよ~!!



岩の上にまわりこんで 写真撮影


かなり風が強くって ビュンって吹くたびに

首をすくめて 風を避けていたよ


蛙みたいな鳴き声で ずっと鳴いていたと思ったら

ササッて少し飛んで西側の岩場へ移動

そこには 雷鳥のメスもいたの!

写真では上手に撮影できなかったんだけど

仲良く2匹で お話しているみたいだった♪

日野さん見つけてくれてありがとー!!

全然気づかず通り過ぎてたよ~



常念岳から 下りきると 樹林帯の残雪歩きになるよ
この日は 踏み後バッチリで 迷う余地なし!


下って 登って・・・



蝶槍が見えた~!!

遠いいんですけど・・・


キレイな青い色に見えたので 写真撮影して 拡大してみたよ

お腹のトコロが 少し茶色っぽいな・・・ ルリビタキかな?




ところどころ 残雪ない場所もあるので 少し歩きにくくなってきたよ


アイゼン無くても登れそうな斜面だったけれど

他の登山者の方々も アイゼン着けていたので 私達も装着

着けないで気をつけて登るより 着けてサクサク上がった方が ラクかも?



蝶槍山頂からの景色


ついつい稜線にばかり目がいってしまう・・・

去年のSWに歩いた槍沢もクッキリ見えてるね♪



右の稜線が 西岳から東鎌尾根 表銀座縦走路


間の沢が槍沢・・・こうやってみると かなり深い沢だったんだなぁ~って気づく

歩いている時は さほど谷底を歩いているって感じはしない

開けている沢歩きに見えたんだけどなぁ~



この角度から この景色を見るのは 初めて!


霞沢岳の向こうに小さく 焼岳

奥のなだらかな大きな雪山は乗鞍岳

さらに奥に霞んで見えるのが 御嶽山

下に見える 深い谷が これから歩かねばな 上高地だよ


広く展望のきく こちら側の景色を こんな風に見られるなんて

やっぱりこのコース好き!!


ココからは 緩い稜線歩きなんだけど

だんだん 予報通りの強風

ときどき飛ばされそうな 突風の吹く中

やや急ぎ足で 蝶ヶ岳ヒュッテに到着! 


蝶ヶ岳ヒュッテ 奥の小山が 蝶ヶ岳山頂


蝶ヶ岳山頂(2677㍍)


かなりの強風だったけど 気温が高めで さほど寒くは感じなかったよ

今日 三股から登って来たっていうグループの人達がいて

「テント泊する予定だったけど 風が強いから あきらめて下山する」

と言っていたくらいの 強風

あんまり山頂で 自分写真を撮らないんだけど

今回は せっかく2人で来たから 写真撮影してもらったの

ところがどっこい! 強風で頭ボサボサの ひどい写真に・・・


蝶ヶ岳ヒュッテで ゴハン食べてから下山と思っていたけれど

あまりの強風に 樹林帯に入ってしまおうという話になって

少し降りると 急に風はそよ風に・・・


最後に 槍・穂高の稜線を満喫してから 下山するよ

またしばらく会えないけど 夏には戻って来るからね!!



蝶ヶ岳からの下山路は かなり下の方まで残雪あり

踏み後明瞭で 迷うような場所はなし

一応GPSでログをとってみたら 多少ズレあるものの ほぼ夏道通り


妖精ノ池 もう雪がとけ始め 青い色がキレイ


ココからは ただただひたすら 樹林帯の下り

ひとりだったら音楽かけて 鼻歌歌いながら降りてたかな~

今日は おしゃべりしながら 楽しく降りられたよ♪



とゆーわけで 徳沢に到着




徳沢に降りたら もちろん ソフトクリーム食べなきゃね♪

あ~美味しかった♪♪ よく頑張った!


と ココで 帰りのバスなど検索すると

上高地で入浴する時間が無いことが判明・・・

どころか 意外とやっぱりバスの時間も早くって

最終バスだと 乗り継ぎなど悪いから 一本前に乗りたいということで

早々に 林道歩きだす




桜 咲き始め

とっても小さな花びら・・・ 可憐だわ・・・♡


徳沢から上高地の林道歩き 本当に長かった~

ところどころに ニリンソウのお花畑があって

とってもキレイで ゆっくり写真撮りたかったんだけど

時間がなくって 本当に残念(涙)



ニリンソウ

なんか 絞り優先?の設定がおかしくて すんなり元に戻せず

変にボケボケの写真になってしまった・・・


裏高尾のニリンソウも かなりの群生でキレイだけれど

ココのは かなり広範囲で咲いていて 花数も多くて 素晴らしかったよ

2015年4月11日 タカオスミレの咲く高尾山へ


かなり早歩きで 上高地BTに到着

バスチケットを購入し ほぼ満員のバスに乗車して

帰りのあずさを予約しようと思ったら・・・

全然バスが動かない


結論から書くと この日事故があったらしくて 大渋滞

予定では19:11に松本駅に到着するハズだったんだけど

新島々に到着したのが 20時過ぎ・・・だったと思う 忘れた

とりあえず あずさには乗車できず

GWのため松本のホテルも空いているところはなく

甲府あたりまで 検索したけど どこも空いてない・・・


どうしよ~ スーパー銭湯泊まりか・・・疲れてるのに

とバス停で 困っていたら

常念小屋でお話をした 山やの男性が

近くの旅館が空いていてそこに泊まる とのこと


もう一部屋空いてるかな? 期待して 一緒に行って 聞いたら OKだった!!

布団で寝られる~♪

しかも 夕ご飯も こんな時間なのに 作ってくれるって言うの!!


日野さんは もともと下山後に一泊する予定で

穂高にホテルをとっていたので(車も回収しなくてはなので)

ココで お別れ(号泣)

ありがとー! 楽しかったよー!!

また どこか一緒に歩きましょう♪


宿泊したのは 池田旅館という

新島々駅から徒歩1分くらいの家族でやっている旅館

前に TV番組で トラックでヒッチハイクをする旅番組を見ていた時に

ウドちゃんが この辺で次のトラックを なかなか捕まえられなくて

一泊していた宿があったっていう うろ覚えな記憶があって

聞いてみたら まさに その旅館だった

宿の方に「若乃花でしたよね?」って聞いたら 「ウドちゃんよ~」って言われた なんて適当な記憶力・・・


旅の最後は お刺身から揚げ物まである ちゃんとしたゴハンを食べて

この旅館を教えてくれたおじさまと 山話で盛り上がり

なんかいろいろ おもしろいことを聞いたんだけど 忘れちゃった・・・

ベテランさんっぽくて もっといろいろ話聞きたかったわ

清潔なお布団でゆっくり休んだのでした~

一泊夕食付きで5940円!

松本で宿泊したビジネスホテルが素泊まり7100円だったんだから

今度からは こっち利用しようって思ったよ

おばちゃんも気さくで 良い感じだったし!


で 無事めでたしめでたし!

となるはずだったんだけど この夜 喉の痛みと大量の鼻水・・・

見事風邪をひくのであった・・・

しかも GW残り5日で治らず 熱まででちゃって まったり過ごす羽目になるのみならず

仕事始まって その週の金曜日くらいに やっと落ち着いた感じだったよ

やっぱり雪山は カラダに負担がかかるのね


と 最後はスッキリ終わらなかったけれど

振り返ってみても 最高に楽しいGWの雪山縦走だった

また 常念山脈 この時期に歩きたいな~♪