9月14日 晴れ晴れ


この山旅で 3泊テント泊したのだけれど

一番寒い朝だった~


朝3時に起きて テントを撤収

昨日降った雨が 部分的に凍っていたり テントそのものが雨で重くて

とても袋に入らない・・・

風も強く吹いていて とにかく寒かったから

とりあえずビニール袋に入れて 自炊室に持ち込んで 収納

ザックは50㍑のもので ぎゅうぎゅうだったから

今度買うときは少し大きめのものにしようと思った



左が白馬村で 右が信濃大町かな?


まだ真っ暗なうちから ヘッドライトをつけて歩き始める

真っ暗なのに 写真にはこれだけ景色が写るんだから 最近のカメラはスゴイよね!!



天狗の頭

奥に見える三角形は剱岳


小屋泊の人も テントの人も 全然出発する気配なかったけれど

ご来光を見ようと思って出発したらしい人の ヘッドライトがひとつ明るかった



空が明るくなり始めて 富士山もクッキリと姿を見せてくれた


歩きはじめは 多分八ヶ岳の左側に富士山が見えたと思うんだけれど

歩くにつれて 位置が変わったような気がする

ちなみに 左の山塊が八ヶ岳 右は南アルプス



朝焼け


これから歩いて行く山並みが見える

奥の双耳峰が 鹿島槍ヶ岳

天狗の大下りまでは 緩い下り坂なので 暗い時間に出発しても歩きやすい

朝日が昇ると 風がだんだんおさまって 歩きやすくなったよ



雲海の上に オレンジ色の太陽が昇る



立山~剱岳の稜線もクッキリ


天狗の大下りスタート♪


鎖を使って降りるような場所もあるよ!

天狗の頭2812㍍から キレットの2411㍍まで 約400㍍の下りスタート♪



道もザレてるので ズルズル滑るから気をつけて降りて行くよ


不帰キレット付近から 左のトンガリが一峰 その奥が二峰の北峰・南峰 奥が三峰


下りきって 登りはじめから鎖のかかった岩の登りが続く

ありとあらゆる(?)とろこに鎖がかかっているから ラクチン



ほどなく一峰に到着


とても眺めも良いし 少し広いので休憩しやすいけれど

あんまりのんびりしていると 唐松岳方面から人がたくさん来ちゃうかも?

と思って 早々に出発




一峰に登ったけれど また下って二峰を目指す


一峰と二峰の間が 不帰嶮


地図を見てもわかるとおり 危険箇所の連続

鎖とハシゴが続くよ




二峰の登り始めから こんな岩場の連続


とゆうか ほとんど岩場

唐松岳から来た人に この先ずっとこんな道です~と教えられる

この先ってゆうか ここまでもこんなんだったような・・・?

歩くところが写真だとわからなそうだけど

実際は鎖完備で 歩きにくいところは無い




ポップな標識


何か楽しそうに山に登っていく人にしか 見えない・・・

こんな感じで登ったら 絶対滑落する(笑)


ドキドキしながら歩き始めるんだけど

危険かも~!って思うようなトコや 高度感で緊張しちゃうようなトコが

無かったのが残念



しいて言えば このハシゴが ちょっとドキドキしそうな場所だったんだけど

唐松岳方面から来た人が 道を譲ってくれていたので

時間をかけてゆっくり堪能できなかった~ 残念



ハシゴを過ぎて少し登ると 登山道わきにお花が咲いていて ちょっとココロが和む



ちょっと古びた この道標もステキ


ちょうどこのあたりで 唐松岳方面から歩いて来た方に

北岳で会いましたよねって 2人組の男性に声をかけられた

私が写真撮影を頼まれて 写真を撮ったみたいなんだけど

よく頼まれるから覚えて無くて(汗)

いろいろその時のことを話してくれたのだけど 本気で思い出せず・・・

歩きながら記憶をたどって

農鳥岳の山頂で写真を撮ってあげた人たちだと 気づく

ってゆうか お兄さん農鳥岳の山頂って言ってくれたらスグわかったのに~

あのとき山頂には4人しかいなかったから・・・

すれ違うだけでもスゴイ偶然だけど お兄さんもよく顔覚えていたなぁと関心!




二峰の山頂へ向けて 最後の登り


上の方に人が写っているんだけれど

あのあたりが鎖のついたヨコバイの道

地図の2個目の危険マークは 多分ココあたりかな~♪


そんな岩場に まだマツムシソウが咲いていたよ♪



高度感を味わいたくて ちょっと途中で立ち止まって景色を堪能


不帰二峰 北峰


スペースがそこそこあるので

そんなに人がたくさんいなければゆっくり休憩できそう




二峰の北峰から 来た道を振り返る



これから行く二峰・南峰 方面


北峰から先は ココまでにあったような岩場の道はあまりなかったと思う

この時点でコースタイムより全然早く着く予感がする

他の人の記録にも コースタイムより全然かからないと書いてあったし!




不帰二峰・南峰


北峰より広いスペース

ココまで来ると唐松岳もグッと近くなって どことなく安心感あり

朝8時頃に着いたんだけれど

すれ違う人が多くなってきたので 早めに出発して正解だった



下って登って 三峰・唐松岳まであと少し♪


唐松岳山頂(2696㍍)


2度目の登頂

初めての唐松岳は 残雪期

2013年5月3日 唐松岳




朝は晴れていたけれど

この時間ですでにガスがわいて 展望はイマイチ


そんなに風が強くなかったのだけど 空気がヒンヤリして寒いくらい

最高の景色を見ながらのランチにしたかったけれど

寒かったのと 食料があまりたくさんなかったので

唐松岳頂上山荘で何か食べようと思って 長居しすぎずの下山



天狗の頭から 歩いて来た長い道のり


破線ルートだったから とっても心配していたけれど
歩いてみたら 鎖がたくさんあって

どおして破線ルートなんだろう・・・?って感じな道だった

実線な剱岳の方がよっぽど怖かったよ~

破線じゃないと 知らない人がどんどん来ちゃうからかな?


ドキドキしちゃうような 足もと切れ落ちてるような場所を期待して行ったのに

あんまりそんな場所はなく ちょっと残念だった

来年は大キレットかなぁ~

テント泊装備だったので ちょっと登るの大変だったけれど

慣れている人なら ゆっくり気をつけて登れば大丈夫!



五竜岳はガスの中


あまりに夜が寒かったので テント泊しんどいし

このまま八方尾根で下山しちゃおうかなぁ~と迷ったけれど

で 前に宿泊したハイランドホテルで ビュッフェを楽しみたい~

せっかく取得した休暇もあるし カイロもあるし

と さらに五竜岳を目指して 歩き始めるのでした~

後編へ続く・・・