6月23日 晴れ
日本百名山 白馬岳を代表する花
白馬岳 6月の花 ウルップソウ
白馬岳と八ヶ岳 大雪山などに隔離分布する
花は残雪が消えた7月上旬~中旬が見頃
山頂から丸山周辺の砂礫地や草地にまとまって咲く
花は鮮やかな青紫色で 穂状につき 下から上に咲く
花茎の高さは10~20㌢ 葉は肉質で光沢がある
アクセス
車:長野自動車道安曇野ICから 県道・国道147号で白馬 県道で猿倉へ60㌔
電車:白馬駅からバス 期間運行:猿倉線 約30分 980円
タクシー 3700円
コースタイム(山と高原地図より)
猿倉(1230㍍)⇔白馬尻小屋⇔葱平⇔白馬岳頂上山荘⇔白馬岳(2932㍍)
CT:9時間50分
その他情報
白馬駅からのバスは 2013年はGW・7月中旬~8月末までの毎日 9月~10月中旬の土日祝運行
猿倉駐車場は50台程度 この日は半分以上空いていた
猿倉荘は トイレ・水場あり
白馬尻小屋は 組み立てられているが営業はしていない
頂上宿舎・白馬山荘は営業中
雪渓・花の状況は この後の日記を参照
ピッケル・12本爪アイゼン使用(ストック・軽アイゼンの人もいた)
帰りの温泉は第一郷の湯 大人500円
2008年8月に白馬・雪倉・朝日を縦走した時の日記はコチラ
お散歩日記
前日の高妻山登山が結構大変だったので 素泊まりでペンションに宿泊
横になって 足をのばしてゆっくり休めたので 疲れはスッキリ
もし疲れが残っていたら 白馬尻小屋までのハイキングでもいいかな?
って気楽な気持ちで 猿倉へ
5年ぶりの猿倉荘
前に来たときは たくさんの人で賑わっていたけれど
少し遅めの6時だったからか 人は少ない
新緑と残雪のコントラストがステキ♪
思わず鼻歌歌いたくなっちゃうよ
長い林道歩きが終わると 快適なハイキングコースになる
おおきな残雪が2カ所あるけれど もう来週には溶けちゃいそう
丸太の橋を渡って~
今日は あの頂まで行けるかな?
ここから眺めるだけでも とっても満足しちゃうけど
できれば上まで行ってみたい!
陽の光を受けて キラキラ
白馬尻小屋の手前100㍍くらいまでは 木道が続く
この道は~ 白馬岳に続く道♪
エンレイソウ♪
ニリンソウ♪
キヌガサソウ♪
右側の雪渓は スノーブリッジになっていて 上がれる状況ではないので
左手の雪渓を越えて 左手の水の流れる斜面を登り
真ん中にある岩の方へ歩いて行くよ
岩から右に ベニガラがあるので あの場所へ水平に歩いて行く
来週はまた違う状況だと思うので その場での状況判断をして下さい
今日は天気も良いし 歩くの楽しそう!
昨日 高妻山登った疲れも吹き飛ぶ天気!!
これはやっぱり行けるところまで行ってみよう♪
5年前の夏に来た時は ベニガラをたどる長い行列に並んで登って行ったんだよね~
大雪渓は まだベニガラもなく 歩いている人も少ない
すっかりウキウキ気分で歩いていたら 下山してきた男性に声をかけられた
「この先に大きなクレバスがあって
そのクレバスを避けようとすると 左側の斜面の近くを歩かなければならない」と
「でも 左側からは落石が多いので 危険だ」という内容
そう言われちゃうと何か心配・・・
と思って引き返そうかなぁと思ったけれど
一応その現場でも見てみるかと思って もう少し行ってみた
大きなクレバスはこの写真のではなく 最大で1㍍くらいの大きなものが横に走ってる
下山中に写真を撮影したので ブログ後半にその写真あるよ
ここは 確かに落石多い
ゴロゴロ
引き返してきた男性の後に 3人組の若い人たちも引き返してきて
その後 年配の夫婦も引き返してきた
しかもその旦那さんが「あそこは落石の巣なので」とか言うから かなり心配モード
でも実際行ってみると 落石が止まらないって訳でも無いし
そもそも 話していた場所はココなのか?っていう感じで
現場がどこなのかよくわからないままに登ってしまった
前を歩いていた2人組の男性と 大丈夫そうですね~という話になり
このまま行くことに
まぁ さらに先を歩いている人がいるので大丈夫だろうと思ったのよね
見上げると こんな景色↑
だんだん雲が広がって 日差しが直接当たらなかったので
案外涼しく登れたのは良かったかな
振り返ると結構登ってきてた
雪渓の登りって 普通の登山道を登るよりラクチン♪
だんだん 雲があがってきたのが気になるけど・・・
中州のように この部分は雪が無い
向かって 右手の雪渓を登ることもできるんだけど
結構な急斜面なので 私はアイゼンを脱いでココを歩いたよ
ここで昨日登って 今日下山という方がいたので
昨日の様子を聞いたら ガスで真っ白だったとのこと
昨日登らなくってよかった ホッ
シナノキンバイ♪
葱平を登り切って今度は右手へ 斜面のトラバース
ここからはベニガラがまかれているのと
そのおかげで歩いている人の踏み後がしっかりついていて歩きやすい
夏にはほとんどこの場所は雪が無かったような気がするなぁ~
すごい青空!山頂までは無理かと思ったけれど 来て良かったよ!!
このあたりで標高1000㍍くらい登ってきたんだけど
不思議と疲れてないし 呼吸も苦しくないの!なんでだろ~?
帰りはガスの中を歩くようかな?
でも 登って来るときに しっかりルート確認しているから大丈夫!!
白い花は ハクサンイチゲ♪
まだまだ 咲き始めで小さい♪
やった!!
村営白馬岳頂王宿舎に到着~!
途中の葱平で軽く食べたけれど すっかりお腹が空いてしまったので
ここでランチ♪
一応ジェットボイルとカップラーメンを持ってきていたんだけど
時間の余裕が無かったので パンを軽く食べて 出発
オダマキも まだまだこれからだね
小屋上の少し急な雪渓を登ると 雪はすっかりなくなって分岐へ到着
唐松岳方面↑もガスの中
先月 唐松岳に登ったときも 白馬岳は見えず
今日 白馬岳から唐松岳も見えず
残念~・・・
白馬岳方面↑
白馬山荘 大きいなぁ~
ってゆうか写真じゃわかりにくすぎ
本当なら 昨日宿泊して 朝ご来光とか見たかった~
まだまだ 小さなハクサンイチゲ
イワベンケイの子供は 初めて見た!
まだ 祖母谷も鑓温泉も行っていないなぁ~
この夏はどこ行こう?
泊まるはずだった白馬山荘は 800人も宿泊できるんだって!!
すご~い!!
降りて行く時間が無かったので 確認できなかったよ
ツクモグサ
八ヶ岳で見たときより ずっと小さくて蕾も閉じたままなので
まだ咲き始めといった感じかな?
今日は この子に会うために はるばる登って来たよ♪
八ヶ岳に見に行こうかと思っていたけれど
ホテイランの時期は逃してしまったので
ウルップソウ&ツクモグサ に変更
あっという間に 山頂に到着
時々青空も見えていたけれど 私がいる間は ガスの中だった
でも 最盛期には絶対にないだろう 山頂一人占め
稜線で会えた ウルップソウ&ツクモグサ たち
まだ 少し早めの株が多かったかな?
青・白・黄色
まだ春は来たばかり
来週になると もっとこの斜面は華やかになるんだろうなぁ♪
振り返ると 青空!
そんなもんだよね・・・
山頂を降りれば晴れ レインウェアを着れば晴れ
帰りも時間がかかるので
あまりのんびりできないのは残念だけど 降りましょう
また来ます♪
小雪渓への道
下りは 雪もやわらかなので ガンガン下って
あっという間に小雪渓は 終了
葱平の横の急斜面上から見ると左手を降りる
かなり急斜面で12本爪アイゼンでも ズルズル滑る
結構気を使う下りだった~
滑ったら 真っ逆さま~
ストックの人が多かったけれど わたしはピッケルを使用したよ
グリセードするにはストックかと思うけれど この斜面を下るならピッケルだと思う
ときどき ガスに包まれ 下がほとんど見えないこともある
あまり 斜面に近づくと落石も危ないし 離れると反対側の斜面に近づいたり
クレバスもあるので ゆっくり降りるようにした
朝 危険と引き返した人たちの現場は ココ↑
場所によっては 大きなクレバスがあって 確かに危険だけど
またぐには 大きすぎるクラックあり
よく注意して歩けば大丈夫かな という感じ
だけど 登山は自己責任なので 危ないと思ったら引き返すのは絶対大事!!
ただ下りは かなり早く降りられると思うので
グリセードなどね
気づいた時には止まれないということも ありそうなので 要注意!
※ヤマケイオンラインの白馬山荘の情報によると HP
6月25日の情報では 大雪渓の下りの利用は亀裂があって危ないので
白馬大池へ下山するように とのことです
見納めだなぁ
今まで雪崩で多くの人の命が失われているとは思えない
でも それだけ危険な場所なんだね
今日も無事に降りて来られたことに感謝します
そう言えば 高妻山が見えるハズなんだけど・・・
見えなかったなぁ~
帰りは 朝よりもしっかりと開いた花が多かったので
ニリンソウ
イチリンソウ・ニリンソウ・サンリンソウ 違いが難しいよね
ハートが三つ
シラネアオイは終盤かな?
オオバミゾホオズキ♪
たくさんの黄色い花を咲かせていたよ
雪渓の崩落もすすんでいる
満開のウツギの花
帰る頃には 白馬岳は雲の中
先月 唐松岳登山の時に
送迎して下さった方がオススメと教えてくれた
みみずくの湯 に行ったら 改装中で残念
なので またまた第一郷の湯 へ
大人500円なり
白馬岳って日帰りできると思っていなかったんだけど
ヤマレコなど見ていると 結構日帰りで行けるんだなぁと思って チャレンジしたよ
12本爪アイゼン&ピッケルを だいぶ使えるようになって
登山の幅がとっても広がったなぁって実感!
天気が良いのは もちろん最低条件だけどね
飯豊連峰の石転び沢は 大雪渓より難しいだろうか・・・?
白馬岳とは相性が良いのか?
標高上がっても 動悸もしなければ 息も苦しくならない
白馬岳だけ 空気が濃いんじゃないかと 半分本気で思っちゃった
もちろんそんな訳ないんだけどね
ふと振り返ると 今年に入って北アルプス3座目
来週は 北岳のキタダケソウ見に行きたいけれど 晴れるかな?