「拾ったメモ帳は、誰かの日記らしい。」 -10ページ目
母から長男へ、引き継ぎを行いました。
ヒャッホー!!はじめての子供時代!
大人になるまで遊び倒すぞー!!
と、引き継ぐ前は思っていたのだけど
実際の所、平日の昼には授業があるらしく
遊んでばかりともいかない様子。
うん、教養は大事だから仕方ないね。

ふむ…なるほど、
宿題は休日に出されるんですね。
どのタイミングで宿題が出されるのか
気になっていたのでスッキリしました。
首席として卒業も出来るらしいので
頑張ってみようかね、ルレット君が。
あと、ヒーコはNPC化により
家事を卒業したのでこれからは
ルレット君が朝ごはんを用意してくれます。

見ていると、身長が低いからか
椅子に座るのも一苦労みたいで
なんだか申し訳ない気もします。

よくできました。ベラスシチューを
こうして食べるのは久しぶりです。
最初は子供ってどんな事をすれば
いいのかわからなかったのですが
授業もあるし、なんとかやれそうかな。
次の記事から本格的に
ルレット編を始められそうです。
文の書き方など、グラグラと
不安定になるやもしれませんが
よろしくお願い致します。
ーおまけのお話ー

ミアラさんの依頼をこなすと
おやつが貰えるみたいです。
ちょっとうれしい。
これだけやっても、Rスキルの
ヘヴィスラッシュを拾う事は
叶いませんでした。
そしてもう年末…つまり、子供たちの
入学式と成人式はすぐそこという事。
…時間切れですね。
うん、でも精一杯やった。
スキルを揃える事は出来なかったけど、
元旅人だったヒーコにしては十分すぎる程
国の為になったのではないだろうか。

…とか1人で考えてたら2人が目の前に
着席してきたんだけど、
もしかして慰めてくれてるのかな?
ありがとう、もう覚悟は決まったから
心配はいらないよ。
私は引き継ぎをする。
そして、引き継ぎ先は
長女と長男、2人のうちの…

長男、ルレット君。
きみに決めた。
君は来年から学校が始まる。
だから、私が書けなかった子供時代を
是非日記として残して欲しい。
そうなれば私は…もとい
ヒーコはNPCになるから、もう毎日
テーブルにご飯を並べられないし
お弁当を渡す事も、もしかしたら
しなくなるかもしれない。
その代わりと言ってはなんだけど、
私のすべてをルレット君に渡します。
武器、スキル、ビー、あと学校に持っていく
お弁当と、友達にプレゼント出来るおやつも
沢山作ってカバンに入れておきます。
足りない物があったらごめんよ。
と、いうわけで朝ごはんだ起きたまえ!

今日はカニを食べちゃおう。
見た目が華やかだからかお金持ちな気分。
それにしても、セリフのせいか
キャラもしんみりしているような
気がしてきますね( ´ω`)…。
や、やめろ!寂しそうにするな!
躊躇っちゃうだろ!
ーおまけのお話ー
タイミングを逃して言い損ねていましたが、
リッパー君が1歳になりました。

親がまんまるおめめだからか、
キッチリ遺伝してるみたいですね。
かわいい(確信)
ダンジョンに篭もりまくり、気がついたら
年末がすぐそこに控えていました。
今年の授業も今日で最後…。
トーナメントは決勝戦で敗退…。
つまり、私が騎士隊長の
カッコイイ先生としてここに立つのは
この日が最後って事だ…。

そうだ、最後に子供たちへ
大切な事を教えなければ。
長い話となるが、よく聞いておくれ
未来のある君たちよ。

つまり、心弱き者は
森へは行くなという事だ。
いいか、あそこは地獄だ…。
とんでもなく恐ろしい魔物が住んでいる…
物欲に取り憑かれたら最後、奴の手によって
目的を果たすまでその地に縛りつけられる。
あれはエルネア王国特有の魔物ではない、
私の国にも犠牲者が沢山いる、
非常に厄介かつ残酷なモンスターだ。
「稀少なアイテム」という甘い言葉に
つられてはいけない…
「料理に使うラペルの種が欲しいなぁ〜♡」
最初は皆、かわいい気持ちで森へ
立ち入るのだ…。奴はそういった人の
心の隙間へ入り込んでくる。
これは、魔物に取り憑かれた
とある人物の話だ。
彼はある日思った、あるはずのスキルが
何故こうも拾えないのか…ステージ10で
いつも引き返しているからなのか?
もっと奥へ進めば、神様が手を
指し伸ばしてくださるのだろうか?
そう思った彼は願掛けの為に

友人に協力を仰ぎ
トラップサーチで守りながら
瘴気の森を完走した。
もちろん意味は無かった。
3桁あったヒールミニを使い果たし、
小さなバッジを貰ったからと言って
欲しいものが出るようになるわけではない。
最初、あれだけ憧れていた緑の袋が
今の彼にはゴミの山に見えるらしい…。
だから子供たちよ心得たまえ、
彼のようになりたくなければ、
欲しいものを本当に手に入れたければ、
物欲を捨てろ。
拾った時は非常に運が良かったのだと心得、
常に謙虚であれ。更にを求めてはならぬ。
欲しいと思えば思うほど手に入らない
恐ろしい魔物があそこには居るのだから。
優秀な君たちならもう分かるだろう、
どの世界にもいると言われている
その魔物の名は
物欲センサー
以上、
これで最後の授業を終わります。
ではみなさんさようなら、先生は
行かねばならない所がありますので。

