アンカラで見るところは昨日一通り見てしまったので少しホテルでゆっくりしてから10:00ごろに出発。
ホテルの隣にあるローマ時代の浴場跡を見学。その辺にローマ時代の遺跡が転がっているのは素晴らしい。
トルコの高速鉄道は時間になると乗車案内がされ、チケットチェックを経て乗り込む方式。一応駅の入り口では荷物検査がある(が割と適当)。
アンカラ発の高速鉄道でコンヤまで向かう。1時間45分ほどの道のり。バスなら3時間半かかるので相当な時短になっているらしい。
3分ほど遅れてセルチュクル高速鉄道駅に到着。列車はコンヤ駅まで行くが、市内へのアクセスがいいこちらで下車。
とは言ってもトラムの駅まで10分ほどは歩く。交通カードの買い方が分からず、後ろの人に教えてもらいながら何とか購入。券売機に英語追加するかクレカタッチに対応するか1回券を売るかぐらいはして欲しい。
トラムを途中で乗り換え、メヴラーナ博物館へ。イスラム教神秘主義(スーフィズム)の博物館。ひたすら回転する踊りを踊ることで神と一体化し真理に到達することを目指す宗派。
棺の上のターバンがどれだけ巻かれているかが死後の評価。
ただ、創始者ですらそんなに巻かれていないので本当に功績のあった人の棺のみに付与されるものなのだろう(ここに飾ってある棺も一重だったり巻かれていないものもあった)。創始者ならもっとグルグルで山のように巻かれているのを想像していた。
ここはかつてメヴラーナ教団の寄宿舎で、その生活の生活を再現した模型が展示されている。右が踊りを練習している人々。
コンヤはイスラム教の信仰が篤い街でもあり、至る所にモスクがある。
昼夜兼用の食事をとる。羊肉のティリット。上に炒めた羊肉と野菜やスパイス、下にヨーグルトとオリーブオイルに浸ったパンがあり、同時に食べる。羊肉やオリーブオイルの油がヨーグルトでさっぱりしうまい。530TL=1855円。何回も言うが、物価面で今からトルコ行くのは本当に覚悟して行った方がいい。
商店街を適当にふらつく。トルコの商店街は服屋が多く、この辺一帯全部似たような服を売る店で本当に売れているのか心配になった。
美味しそうなスィミット(ゴマパン)の店でフィンランド人に間違われながら夜行列車用の夜食を仕入れるなどする。どこをどう間違えてフィンランド人になったのか非常に気になる。直前にアジア系フィンランド人でも買いに来ていたのだろうか。
中央広場にあるトルコアイス屋。周りと比べると明らかに安く(25TL=88円)学生社会人問わず常に行列ができていた。味も良かった。
夜行列車に乗るためにアクセスが悪い方のコンヤ駅へ向かう。
駅へ行く途中のバス停で旅行中の中東系フランス人に絡まれWhats appを交換した。
乗車するのはコンヤ19:00発の「Konya Mavi」イズミル・バスマーネ駅行き。6両編成で編成中に一両だけ寝台車がついている。
車内。トルコの寝台列車は1人分のベッド予約でも必ずシングル利用になる仕様。写っていないが洗面台もついておりかなり快適。