9:30ごろにホステルを出発。今日はニュルンベルクを少し観光してから夜行列車に乗るドレスデンへ向かう。
ドレスデン市街。通りのすぐ下をUバーン(ドイツ国鉄が運営する地下鉄)が走っている。
中央駅のマクドで朝マックを食べる。ドイツのパンにパテが挟まったもので噛みごたえがあり、なかなかおいしい。5€なので安くはない・・
中央駅からSバーンで少し郊外へ。ドイツは都市地下鉄と近郊電車がユーレイルパスで乗れるのがうれしい。
ドゥッツェンタイヒ?駅で下車。
ニュルンベルクはナチスが党大会を開くための演説場などがあった場所でそれが保存されている。
現在は工事中でそのここから眺められるのみだったが、予想以上に大きい空間だった。丸くて高い周りを囲む建物はローマのコロッセオにどことなく似ており、熱狂を内側で増幅させる効果があるように思えた。
市内まで市電で戻ろうとしたらアホみたいな値段したので大人しくSバーンの駅まで戻る。
SバーンとUバーンを乗り継いで、ニュルンベルク国際軍事裁判の記念館へ。学生証が認められず大人料金になりかけたが大学のポータルサイトを見せると学割が適用された。
実際に裁判で使用された法廷を見学することができる。
軍事裁判の弁護人なんて形だけだと思っていたら以外と減刑されたり無罪になったりした例もあったらしい。駆け足ながら強制収容所、党大会跡地、軍事裁判の記念館と戦争の足跡を辿ってきたのは少し前までロシアに滞在していた身として、あの国がこれからどうなるのか気がかりだったからだ。戦争の終結はもちろんだが、WW2から含めて自分の国の行いを客観的に見れるような社会を構築して欲しいと願う。
Uバーンで市街地へ戻る
旧市街。ニュルンベルクもワルシャワと同じく無差別爆撃で粉々になっている都市で、旧市街も戦後の再建。それにしてもヨーロッパ都市の旧市街にかける熱は並々ならぬものがある。
屋台でホットドッグの昼食(3€)。ドイツの数少ないうまいものの組み合わせなので不味いわけがない。
ICEでライプツィヒへ。
ライプツィヒ中央駅で乗り換え。すぐにくるICEが激混みだったので1時間後のICで向かう。柔軟に予定を変えられるのはユーレイルパスの素晴らしいところ。
1時間ほど乗ってドレスデン中央駅に到着。次に乗る寝台列車の時間まで2時間ほどあるので街を歩く。
街のシンボルになっている教会。ドレスデンも無差別爆撃の対象となった都市で、この教会も戦後の再建。TooGoodToGoという飲食店の余り物を格安で引き取れるアプリを利用して、海鮮のサンドイッチ3つを4€で仕入れ、ドレスデン駅へ。
乗車するのは20:30発のブリュッセル南行き寝台列車。運行主体はヨーローピアンスリーパーというベンチャー企業。ヨーロッパ諸国は線路へのオープンアクセスを行っているので車両と乗務員の都合さえつければ鉄道事業に参入できる。この会社は寝台列車の復権を目的に設立された会社で、各国鉄で引退した車両を使って、プラハードレスデンーベルリンーアムステルダムーブリュッセルのルートで寝台列車を運行している。
車内。古いとは言っても綺麗に清掃されており不快さは全くない。