8:00すぎに起床

カウナスといえば杉原千畝。というかリトアニアに関する知識はこれぐらいしかない。カウナスには旧大使館を利用した記念館があるので行ってみる。が、月曜なので休館だった。仕方ない。休館日に見学することもできるらしいが1人40€の追加料金がかかるので断念。

外壁には杉原の業績と関連する写真が展示してあったのでこれを見学。国家に従うでもなく逆らうでもなく自分の立場を利用して正義を成せる人はシンプルにかっこいいと思う。


大使館は街から離れた丘の上の住宅街にある。カウナスはヨーロッパの都市にしては珍しく旧市街と鉄道駅が少し離れているのでバスで旧市街を見に行く。

トロリーバスが当たり前に走っていると、外国に来たなぁという気分になるもの。

カウナス旧市街。完全に観光地化されているわけではなく、観光客向けと地元客向けの薬局などが半々ぐらいの割合。タリン、リガと観光地された旧市街に食傷気味だったので新鮮に感じた。

旧市街にあるゴシック様式の教会。

内装も素晴らしい。特に説明などもなく地元の方がポツポツお祈りに来ていた。

カウナス城。博物館が閉まっていたので詳しい事は分からないが14世紀に建造されたものとのことなのでポーランド-リトアニア王国関連じゃないだろうか。

旧市街で最も古い教会。リトアニアは中国との関係が非常に悪い国なので中国人観光客や中国語の案内板を本当に見かけない。この教会に関しては日本語の案内板があってびっくり。

ホテルメトロポリス。大使館を退去後に杉原がビザを書き続けた場所。

ホステルに戻ってパスタを調理して昼食とする。荷物をピックしてカウナス駅へ。

ここにも銘板がある。街歩いてたら工事作業員の人にもコンニチワと声をかけられたので日本人がくる割合が特に多い街なのだろう。カウナスは上二つの国の首都と比べて観光地化が進んでおらずのんびりした東欧な雰囲気があり好きだった。今度はヴィリニュスにもぜひ行きたい。あと杉原千畝記念館リベンジと。

というわけでバルト三国の旅は終わり。13:49発のリトアニア鉄道で国境のモツカヴァへ向かう。途中ロシアの飛び地、カリーニングラードとベラルーシのミンスクを結ぶ路線を通るのだが、その路線の周りには防音壁が多く設けられており物々しさがあった。


モツカヴァでクラクフ行きポーランド国鉄のインターシティに乗り換え。

ヨーロッパらしいコンパートメントの車両。

20:05、定刻でワルシャワ中央駅に到着。

モスクワ以来スターリン建築がお出迎え。文化芸術宮殿といい、ポーランド国民には相当嫌われている建物らしい。