毎日の日課となった目薬。

初めはチビチャンも嫌がっていたものの

この頃は慣れたもの。


“目薬点すよぉ~”


“はぁ~い”


と言って、私の膝のトコロに横になる。


“準備、O.K.?!”

“良いよぉ~”


と言うのと同時に目をつむる。


閉じたままの眼頭に数滴

“ポトン・ポトン…。”

と、両目に目薬を―――。


“パチパチして良いよぉ~”

の言葉でチビチャン、両目をパチパチ。


すると、怖がる事なく自然に目薬は目の中に―――。


目薬の点し方は上手くなった―――。



しかし、一向に善くなって行く傾向は見えず…。

そのうちに、目薬が行方不明になってしまった。


これはマズイ。

と思い、市販の目薬を購入。



でも…。


のままだった。



家に着き、チビチャンの目の事を

心配していた家族にも、さっき病院で

伝えられた内容を伝えた。


『目には異常、ないみたいです。

視力も良いし、眼球の方にも傷はないみたいだし。

何か、この目薬で良くなればアレルギー性の

ものみたいです。

ただ…。

チックかも知れないとも言われたんですけど…。』


“何それ?!”


『チビチャンの下に弟か妹が生まれましたか?!

トカ。。。

お母さん仕事を始めましたか?!

トカ…。

なんか、環境の変化でなる子もいるみたい

なんです。

女の子より男の子の方が多く発症するみたいで…。


目薬点しながら様子を見てみます。』



“そうだね。

目薬点しながら様子を見てみようね。”


その日から、お風呂の後、朝起きて、夕方学校から帰って来て、

そしてまた、お風呂の後…と目薬を点す日課が始まった。


だけども、

その日課が始まって何日か過ぎた頃から

新たな症状?!癖?!行動?!

が、始まっていた。


何かをしながら…。

首をすくめる…と言うのか、

コックリ…コックリ…と、うなずくと言うのだろうか、

そんな行動もするようになっていた。


【この頃は、目のパチパチ。

オッパッピ―のピーの目。

首すくめ?!と言うか、うなずき?!

全て行なっていた。】

『チックって……なんですか?!」


思わず出た最初の一言。


“う~ん。今多いんですよ。

周りの環境の変化やストレスで発症

する子も中にはいます。

女の子より、男の子の方に多く発症

します。

7割位かなぁ男の子は…。

治らない事はありません。

一応、眼薬で様子をみてもらって、また

2週間後位に来てください。

眼薬でよくなれば、アレルギー性と

言うことですし。”


『はい…。

わかりました。』


診察を終えた後の待合室では


『チック…?!』


と言う言葉が、どこか頭の片隅にあるものの、

目薬ももらえるし!!!

と言う変な安心感からか、

それほど気になっていなかった。


チビチャンとも

『やっぱり、ゲームのやり過ぎかもね。

少し、ゲームの時間を少なくしようね。

あと、今日から朝と夕方と寝る前に

目薬点すから、頑張ろうね!』

なんて会話のやり取りをしていた。