本作『こっち向いてエンジェル!』をお読みいただき、ありがとうございます。あとがきです。あとこの作品に込めたこだわり。
 本作『こっち向いてエンジェル!』は、映画「君の色」の鑑賞をきっかけに創作しました。あの作品の、最後のシーンでの、「えっ、これで終わり!?ラストの意味は!?なに!?」なんていう感じに憧れて・・・・・・。とても素敵な作品です。是非観てください。
 はっきりいうと、この作品は、私のなかで初めてのオリジナル作品です。天使と悪魔のイメージや外見のデザインはすぐに浮かんできました。最初はこの二人を中心に、青野という人間の男、つまり二人にしてみれば異色の存在を入れて物語を展開しようと思っていました。
 けれど歯切れが悪く、以前から私の頭の中にあった、生徒B、神様、そしてある作品の登場人物をモデルにした(GQuuuuuuXのニュアンとマチュ)生徒A、Cを入れて書きすすめると、なんとか私の手が作成を許してくれました。
 この作品に散りばめたギャグは、「ちょっとズレてるよね」ということを意識して作ったものです。私自身、ギャグと言い切れるような、ツッコミとボケで作るギャグがあまり得意ではなく(作れたとしても観客に受けた覚えがない・・・・・・ああっ、あのときは冷めた空気が辛かったっ)、自分自身作るのが得意な、個人個人の真っ直ぐさの誤差をギャグとして入れています(ある友人に見せたところ、“ま ゆいの得意な特性のギャグだね”といわれてとても嬉しかったです笑)。
 今回の作品は、上記の通り、映画「君の色」をきっかけに作り出したのですが、天使と悪魔については、それより前から、書きたいなとおもっていました。それには、ドラマ「グッド・オーメンズ」が関係しています。
 彼らの、天使と悪魔という存在だからこその齟齬、人間への想い・文句というものが面白いと感じていて、いつか私も天使と悪魔の関係、存在を書いてみたいなと思っていました。しかも、女の子で。男として書ける自信はなかったし、なにより女の子キャラをそんなに今まで書いたことがなかったので、せっかくなら書きたいなと思っていました。
 本作の終わり方も、映画「君の色」以外にモデルがあります。夏目友人帳「結んではいけない」という話です。あのお話も好きです・・・・・・。最後の含み、最後のあえて言わない良さ、そういうものが書けたらどんなにいいだろうと思っていました。
 また、機動戦士ガンダムGQuuuuuuXシリーズの最終回のセリフ、「どこか痛いのか?泣いているのか?」というものも使いたいと前々から思っており、どうせならやりたいこと全部詰め込んでしまえと思ってラストシーンを書こうとしました。
 けれど実を言うと、最後まで、この二つを両立させるか悩みました。「あえて言わない」を除くと、観客はより内容が分からなくなるでしょうし、「セリフ」を除くと、今回この作品を作ったきっかけがおろそかになる。自分的には悶絶状態でした・・・・・・。
 でも結局、自分のやりたいことを大切にしました。(ΦωΦ)フフフ
 今作を書くに当たり、恋について見直す機会を設けられました。とても楽しかったです。私としての恋とはどういうものなのか、それを書きながら手探りに見つけ出して、今作の裏のメッセージとしていいものが書けたかなと思います(本作にメッセージ性を必要とするのならば、「世の中色んな人いるよね」じゃないかと思います。あとづけですが、それにしては意外と内容に合った言葉だと思います)。
 最後にもう一度!本作をお読みいただき、ありがとうございます。天使と悪魔、青野、そしてほかの登場人物たちを愛していただき、本当に本当に!ありがとうございます!

補足:青野のモデルキャラはあだ名の通り、ブルーノ伯父さんという方です。見た目は別にこだわりはないんですが、黒縁メガネのウェーブがかった黒髪だと個人的に嬉しい。
追記:題名は当初、「エンジェル・イン・ラブファクトリー」оr「ラブファクトリー・オン・エンジェル」оr「エンジェルこっち向いて!」の戦争でした・・・・・・。けれど結局、悪魔が言っているという設定で「エンジェルこっち向いて!」に、そして私の仲間内での投票で、ぽっと出のぽっと出の「こっち向いてエンジェル!」が題名となったのでした・・・・・・。