卵管造影を経験された方は少なくないと思いますが、私も経験者の1人です。
私は以前2度開腹手術をしているので卵管癒着の可能性があったのです。

覚悟はしていたけれど、同僚の経験談以上に痛いものでした

その日は若いドクターだったので不安があったのに、そのドクターが更に若い研修医にやってみろと言っているのを聞き帰りたくなりました

器具を入れる時から痛く、造影剤が入る時はこのまま死ぬんじゃないかと思う程の激痛でした。

痛みを我慢出来ず、『痛い、痛い、痛い~っ』と泣きながら気持ち悪くて吐きそうでした。

その上、造影剤が上手く拡がらず、お腹を押さえて揺さぶる揺さぶる…

うまく映らず何枚もレントゲンを撮りやっとオッケーがでましたが、

もうドクターを蹴り倒す一歩手前でした

検査後の診察で『大丈夫でした。きれいに流れてますね』と言われた時は思わず『良かったぁ(泣)』と言ってしまいました。

ところが、それから二週間後いつものベテランドクターの診察では『痛かったでしょう?私の所見では卵管は癒着しています。造影剤は逃げ場がなく、血管に逃げ込んでいます。どうします?体外受精しますか?』

頭が真っ白になりました。

それから体外受精に進もうと決意するまでに2ヶ月かかりました。

8月末に体外受精の予約をし、7月25日からナサニール点鼻薬を開始しました。
排卵を抑制する薬です。
予定では8月1日に生理開始でしたが、5日になっても生理にならず、まさかと思い妊娠検査薬を使いました。

結果は陰性でした。調べるとナサニール点鼻薬を使うと生理が遅れる事があるようでした。

そのうちなるだろうと様子をみて8日になっても生理がなかったので、再度検査薬をすると陽性でした。

中国製だったので念の為違う種類の検査薬を試し陽性でした。
更に主人に会社帰りに主人に検査薬を買ってきてもらい、やはり陽性でした。

それでもにわかに信じられませんでした。

それだけ自然妊娠に対して絶望していたのです。

後にドクターが仰ったのは、卵管造影の時緊張すると卵管が収縮して造影剤が入らない事があるということ。

つまり、本当は卵管の癒着は無かったのです。

だからもしも卵管造影の結果が悪くても、決して諦める事はないのです