沢渡温泉
全国的には、あまり有名ではありませんが
沢渡温泉は、昔から草津温泉（強酸性）の仕上げ湯として知られています。
歴史古い沢渡温泉なのですが古い文献が残っていないのです。
なぜかと言いますと、２つの大きな災害が続けてありました。
▶︎昭和１９年の山津波になる温泉街の被害がありました。
当時あった旅館→・まるほん・龍鳴・萬屋に、戦争のため疎開していた児童などを含む町民なども犠牲になったそうです。
▶︎昭和２０年には大火災があり、温泉街は全て焼失してしまいました。
このときに文献は失われてしまったとの事です。
湯小屋のある旅館として有名な「まるほん旅館」と「龍鳴館（当時3階建て）」は共同浴場を挟んで繋がっていた時代もあったようです。
龍鳴館の敷地からの写真
この先に共同浴場、カーブを曲がったところに、まるほん旅館と並んでいます。
龍鳴館（りゅうめいかん）
吾妻郡中之条町上沢渡2317-1
外観が古っぽい造りの建物でしたので
館内が想像以上にキレイでビックリ
よくある、昔ながらの旅館を想像していましたので…ごめんなさい🙏と…謝らなくちゃ
湯上り処
この大きな「温泉分析表」
昭和35年のものですって‼️
すごいですね
今のものと違いますね‼️
ずっと残して欲しいですわ〜
日帰り入浴700円
（前もって電話しておいた方が良さそうです。この日は10時から12時ならOKとの事でした）
男湯
私たちしかいないので、ちょこっと見せていただきました
山間部の地域では、「どっちでも入って良いよ」的な旅館も多いです
翌日の角を使って湯船があります。
女湯よりだいぶ広いですよ♨️
女湯
・脱衣所
・大浴場
男湯と比べると小さいですね‼️
こちらは、窓側全体に湯船があります♨️
想像していたよりもすごく良い
湯船の縁には木が敷かれてて滑らないようになっています❗️
飲泉もできるようですね
↑白く見えてるのは湯の花ですよ
縄文時代から湧き出る天然温泉
縄文文化が栄えた頃から湯の沸く場所、沢渡。
その自然に囲まれた土地は、人にとって暮らしやすい場所だったのでしょう。
歴史に名高い、源氏木曾義仲、源頼朝も、この沢渡の出湯で疲れを癒したと伝えられています。
以後、武士のみでなく、高野長英（蘭学者）、福田宗禎（医者）、若山牧水（文学者・歌人）ら多くの文人墨客にも愛されてきました。
〜公式 沢渡温泉について〜
源頼朝 腰掛け岩
源頼朝公が当時野湯だった当温泉に入浴の際に腰掛けられたものとして伝えられています。
▪️源泉名: 沢渡温泉（源泉名：県有泉）
▪️泉質: カルシウム・ナトリウムー酸塩・塩化物温泉（低張性アルカリ性高温泉）
▪️泉温: 55.1℃
▪️pH値: 8.5
▪️メタけい酸: 64.3mg
▷共同浴場
▷まるほん旅館
▷龍鳴館
3軒とも同じ源泉からの掛け流しです♨️♨️♨️
どちらも湯の花がいっぱいでした
まるほん旅館のお風呂はこんなです
この場所、有笠山（ありかさやま）まで道がまっすぐ伸びてるように見えますね
実際は有笠山まで続いていません
龍鳴館から下って来たこの場所に建つ旅館
かねとく旅館
群馬県吾妻郡中之条町上沢渡2338-5
週末のみ営業している小さな旅館ですが
とても清潔感のある旅館です
たまたま、前日に電話して日帰り入浴をOKをいただきました♨️
一人500円で貸切風呂を利用できちゃいます
浴室は二つ
ちょっと広め（以前は男湯だった）
だいぶ小さめ（以前は女湯だった）
「どちらに入っても良いですよ！両方使っても良いです！」
と、言ってもらいましたので二人で別々に入る事にしました♨️
♨️
私は、小さい方に入りました♨️
2〜3名が入れる広さです。
シンプルな浴槽ですが
これはこれで気持ち良く入れます🥰
清掃もキレイにされています
帰ろうとしたら…
「冷たいハーブティーをどうぞ
」
暑い日だったので
こんなお気遣いが嬉しいですね
美味しくいただきました
▪️源泉名: 沢渡温泉（源泉名：県有泉）
▪️泉質: カルシウム・ナトリウムー酸塩・塩化物温泉（低張性アルカリ性高温泉）
▪️泉温: 55.1℃
▪️pH値: 8.5
▪️メタけい酸: 64.3mg
この後はお昼ごはんを食べますよ〜
どこで食べようかなぁ？？
沢渡温泉にある食堂は2つ
どちらも食べたことあるので…移動しまーす🚗
