最近、友人と話していて妙に盛り上がったのが、水の音の話でした。
川のそばを歩いていると、なぜかいつもより頭の中が整う気がして、
気付けばどうでも良い雑談が延々と続いてしまうんです。
この前なんて、どのタイミングで自動販売機のボタンを押すと
一番スムーズに買えるのかという、何の役にも立たないテーマで
30分以上笑っていたほどでした。
そんな雑談にちょうど良いのが、静かで広い場所。
この前ふと思い立って黒部市のあたりをぶらぶらしてみたんです。
特別な目的があったわけじゃなく、気分転換がしたくて
ただ歩きたい方向に歩くという、ある意味贅沢な過ごし方でした。
水が豊富な土地だと、街の空気までどこか澄んでいるようで、
特に生地のあたりは湧き出す水の音が気持ち良くて、
腰を下ろしてぼんやりしていると時間があっという間に過ぎました。
湧水の場所ごとに味が違うという話を耳にしたので試してみましたが、
確かに柔らかかったりキリッとしていたりで面白い体験でした。
友人にこの話をすると、また例のようにどこがどう違うかで
まるで利き酒ならぬ“利き水”の議論が始まり、
最終的にはどの湧水が料理に向きそうかという方向にまで
話が及んでしまい、気付けば夕方近く。
雑談が広がり過ぎて、いつも寄り道ばかりしてしまいます。
それから、黒部の料理にも少し足を伸ばしました。
近くの食堂で食べた海の幸は、港町ならではの新鮮さで、
特に紅ズワイガニを使った食事は身がぎっしりしていて満足感がありました。
また、名水の土地の豚肉は柔らかくて脂身も爽やかで、
食べていて重さを感じないのが印象的でした。
途中で宇奈月の方へ散策してみたら、温泉街の雰囲気が心地よく、
足湯をのぞき込んでいるだけでなんとなく満たされた気分に。
トロッコの音が遠くから聞こえてくるのも旅情があって、
次は乗ってみてもいいかもしれないと密かに計画しています。
さて、ここまで寄り道と雑談の話ばかりでしたが、
最近ひとつ、道具の整理をしていて思ったことがあります。
長く使ってきたものの中に、状態は悪くないのに
自分ではもう使わない物がいくつも出てきたんです。
特にパーツ類って、置いておくと意外と場所を取るんですよね。
それで、必要な人に回した方が良いのかもしれないと考え始めました。
手放すなら専門のところに任せた方が話も早いし、
ひとつひとつの状態を見ながら判断してくれるので安心感があります。
大切に扱っていたものなら、なおさら次の人の役にも立ちそうだなと
バイクパーツの買取に依頼しようかなと整理しながら感じました。
帰り道、黒部の風景を思い返しながら歩いていると、
どこかでまた湧水の音が聞こえる気がして、
寄り道の多い一日も悪くないなとしみじみ思いました。
何かを整理するときって、物だけじゃなく気持ちも軽くなるものですね。
そんなこんなで、今回の散策は思った以上に心地よい時間になりました。
次はどんな寄り道が待っているのか、少し楽しみです。