心に留め置きたいこと
今日は少し真面目な話。
昨日、Fさんに泣かれました。
利用者さんが涙されることは珍しいことではありません。
でも、目の前で自分に対して泣かれたのは初めてでなんともいえない気分になりました。
Fさんは尿意便意はありますが、自立歩行が安定しない上、ときどき失禁やパットが汚れていることがあるためトイレ誘導&介助が必要な利用者さんです。尿意便意があるときはスタッフを呼んでトイレ誘導をお願いしてくださります。トイレ誘導後はナースコールで呼んでいただき、また席へ誘導します。
終わった後は「ありがとう」と何度もおっしゃる穏やかでいつも感謝の気持ちを欠かさないとても素敵な利用者さんです。
昨日もいつもの「トイレ」という訴えがあったため、トイレにお連れするとパットとリハビリパンツが便で汚れてました。
「汚れちゃった。ごめんねごめんね」とおっしゃるFさん。
居室へパットとパンツを取りにいき、トイレに戻るとゴミ箱にパットを捨ててらっしゃいました。パットがこすれた壁に少し便がついていて、さらにパジャマにも便が…。迷惑をかけまいとしてご自分でパットをはずし、パジャマと壁を汚してしまったようです。
情けなさそうに
「ごめんね、これ(パジャマ)も汚してしまった…」
とおっしゃるFさん。さらに部屋にパジャマを取りに走り、戻って交換しました。
にこやかになるべくすばやくするようには心がけましたがいらつく気持ちがなかったといえば嘘になります。
更衣、洗濯、トイレ掃除・・・その後やるべきことが頭に浮かんでしまいました。
でも、「ごめんね」と「ありがと」を繰り返すFさんを見るとすぐにそんな気持ちは消えました。
キレイごとではなく本当に。
その後、Fさんはしょぼ~んとなって「部屋で寝る」とおっしゃるため、トイレから居室に誘導、休んでいただきました。
それから1時間後くらい。ナースコールがあってポータブルトイレ介助した後、Fさんがいきなりすすり泣きはじめました。
「ほんとにもぉ…。ごめんね…
」
「ごめんね…ごめんね…
」
「はずかしい…ごめんね…ごめんね…
」
と繰り返し私の顔を見ておっしゃるFさん。
いい言葉なんて見つからなくて「あやまることは何もない」「便がでるのはとてもよいこと」「Fさんが気持ちよければ私も嬉しい」となんども繰り返し背中をさすり・・・
最後は手を伸ばしてきたFさんと抱き合うようなかたちになって・・・
「ごめんね」が「ありがと」に変わった頃、Fさんの涙は止まりました。
なんともいえない気持ちになりました。切なくていたたまれなくて、いとおしいような…
少しでもいらついた気持ちが出た自分に自己嫌悪を感じたし
日頃気軽にしちゃってるけど排泄介助ってとてもデリケートなことなんだとも思いました。
少しでも羞恥の気持ちを拭い去り、すまなさとかなさけなさとか感じさせないように意識的にケアしていけないと・・・
と。自分の中に生まれたちょっとしたテーマとなりました。
徐々に増えていく
できなくなっていくこと
そして
わからなくなっていくこと
に直面し
生きていて申し訳ない
生きていて悲しい
と感じ・・・
利用者さんが心のうちに抱えているキモチを
静かにしっかりと見つめられるケアスタッフになりたい
と思いました。
ところで今日は初おとまり(夜勤)です。先輩に教わりながら1泊してまいります。
どきどきです。また書きます。
Pの悲劇
「らんま1/2」で有名な高橋留美子の漫画に「Pの悲劇」
という短編集がありますが(⇒面白いよ)、それとは全く関係の無い日記です・・・だから何なんだか…
ちなみに漫画「Pの悲劇」のPはPenguinです・・・だから何なんだか…
この場合のPとはPortable Toilet(ポータブルトイレ)
Pトイレと略したりする簡易トイレのことです![]()
ベッドから離れることはできるがトイレまでいけない、またはトイレまでの移動が不安定な人のために、主として寝室で使用する便器のことで、洋式便座型のいすの下に取りはずしできるバケツがくっついたようなかたちです。かなり原始的。
用を足すとバケツに排泄物が溜まるので、排泄物が中にあればバケツを外して洗います。バケツの下はうちの施設のトイレの場合はそのままバケツ型のくぼみになってます。
Sさんを離床し(ベッドから車椅子に乗せて部屋から連れ出す)に行ったときのお話しです。
Sさんは腰痛のせいで離床拒否があるのですが「腰が痛くてもトイレは自分でやりたい!!」という欲求があり、部屋にいるときも自分でポータブルトイレに座って用を足す方です。
PM3時。おやつの時間になったので離床介助に行ったらSさんは
「眠いので寝る
しばらく寝る。座るのも起きるのもいや!!」
とおっしゃり起きてくれませんでした(よくあることです)。
ひとまず、「また夕方起こすわ~」と声をかけPトイレを除くと、おしっこがあったので
バケツを外して、洗いにいきました。
で、洗い終わってSさんの部屋をあけると・・・
「ちょっと![]()
見んとってくれる
」
とご立腹 すみません![]()
って・・・・・・ん・・・ポータブルトイレに・・・座ってる!?!?![]()
私の手には洗いたてのバケツ
当然バケツの設置されてないポータブルトイレ![]()
用を足された後、そのまま車椅子に座ってもらって離床成功!!
それはいいんですが・・・よかったんですが・・・
その後、本体に溜まったおしっこを雑巾で吸い取って、洗って吸い取って…
掃除することになりました![]()
「眠いので寝る
しばらく寝る。起き上がるのいや。」
って言ったじゃ~ん(泣)(泣)いやぁ~ん
認知症の高齢者は言ったことを忘れてしまうため、気まぐれな方が多いです
(その分、皆さんすごく純粋ですごく癒される部分があるんですけどね
)
というわけでPの悲劇でした。
さて、悲劇はそれだけではなく・・・
トイレ誘導したら、リハパンとパッチまで便汚染
ぎゃぁ~!!とか
(他スタッフに新しいパッチとリハパン頼んで交換)
オムツの人のパット交換に挑戦中(⇒まだ一人じゃできない)
パット外した瞬間おしっこがちょろちょろ・・・
防水シーツの下のシーツまで濡れてしまった
ひぃ~!!とか
(もちろん衣類もシーツ洗濯・交換。手際の悪さに怒られながら衣類交換)
とかなんとなく、下に振り回されてた1日でした。
・・・そういえば今日の星占い
は最下位
でした![]()
情けないのは焦るといちいちばたばたわたわたしてしまうこと。
リハパンとパッチが汚染なのに焦ってトイレのドアを開け
「すみませ~ん。ズボン…パッチ…お願いしますぅ~
」
ってフロアに走り出て叫んだり
(ズボンは交換不要。っつ~か…トイレ内にナースコールあるから押して呼べよ!とか…自己突っ込み)
そういうのばっかり・・・
焦らず、冷静に…かつ手早いケアができるようになりたいです
・・・この日記、全部シモネタでごめんなさい![]()
酒かすの威力(@_@)
うちのグループホームは各フロアに家庭用のキッチンがあって、2フロア分の食事をどちらかのキッチンで作ってます。調理師さんとパートさんとがいておやつをいろいろこさえてくれるので毎日私も楽しみです(o^-')b
さてとある日のおやつ、酒かすを焼いてまいたものにみたらしのたれをかけたものでした。
その名も酒かすロール☆
私は食べたこと無いんですけど、入居者さんによると、昔ながらのおやつだそうですね。
「なつかしい…」とみなさん目を細めてらっしゃいました![]()
なかなかよい香りを放つ酒粕と美味しそうに食べる入居者さんを横目で見つつ、私はIさんの入浴介助
Ⅰさんがおやつは後でよいと言ったので、入っていただくことにしたんです。
ちなみにはぢめてのひとり入浴介助
なんとかかんとかⅠさんに協力していただき入浴を終えⅠさんと一緒にフロアに出ると…
あれ!?・・・![]()
入居者さんが…やけに少な…くない???![]()
いつも5、6人はいてわいわいと花札したりしてるのに2人しかいらっしゃらない…。し~ん… ![]()
![]()
「ど~したんですか?」ときいたら
スタッフが
「みんな酔っ払って部屋に寝にいっちゃった」
と(*'o'*)
明らかに酔っ払うとかはなかったけど赤くなったり
眠たがったり
したらしい。
え…まぢすか???![]()
![]()
まあ、酒粕そのものだしねえ(←アルコール8%)
って…風呂あがりで血流よくなってる最高齢(95歳)のIさんは大丈夫かいな??
と本人にきいたところ
「そんな酒粕くらいでは酔わないわ」![]()
と。酒に強くて酔っ払ったことないらしい(⇒ビール大好きとか)
確かにその後、Ⅰさんは全く変わらず。すげえ。
その後、夕方までやたら静かで酒粕おそるべし!と思った一日でした
いやま、ちゃんと夕食には皆さん元気に出てこられましたが。。。
