PM18:30になり 食事が徐々に 運ばれてくる。
小さいかごには、可愛らしい飾り付けをしてある物が
4種類ほど入ってる。
お品書きには、先付けって 書いてある・・・ これかな?
なんだか、よく わかんないけど、大人っぽいからいいや
その後、大きな船に乗った 頭の付いたお刺身が運ばれ
料理はひとまず落ち着いた。
すると ひろが グラスを差し出し
『凛・・・ ビール注いで』と 言った。
そういえば 今まで一回も 注いであげたことが無い。
凛は、いつも家で 母親が継ぐように、片手を添えて注いだ。
勢いが良すぎて 見る見る間に 泡が溢れてしまった・・・
『あっ・・・ ひろぉ ごめんなさい』
『いいよ・・・ 注いだ事ないもんなぁ。
でも 結婚したら上手に毎晩 注いでくれよ』
『・・・ ひろぉ・・・ 大好きだよぉ』
『お~い 泣くな・・・ 飯まずくなるぞ。
凛は、ウーロン茶でいいのか?』
『あっ・・・ 一杯だけ・・・ ビール呑んでみようかなぁ』
『まっ 高校も卒業したしな!』
そういって ひろは、上手にビールを注いでくれた。
私は、ビールも 旨く注げない 子供だ・・・
『じゃっ・・・ 初めての温泉旅行に 乾杯』
『乾杯! ひろ 今日は 本当にありがとう』
ひろは、美味しそうに ゴクゴクと ビールを飲み干した。
よしっ! 凛も・・・
そういって 一気に飲むと
『ゴホゴホッ・・・ に・・・ 苦がぁ~い!!!』
思わず 噴出してしまった。
『もう 凛は いつになったら 大人になるんだろうなぁ』
そういって 笑いながら タオルで拭いてくれた。
『もう・・・ 大人だもん!
最近 エッチだって 凛 凄いんだからねっ』
『そっかぁ・・・じゃあ 後で その凄いの見せてもらおうかな
はははは・・・』
本当に幸せな時間だった。
暫くして お味噌汁、ご飯 そして お漬物が運ばれ
最後に フルーツが出た。
『お済に なりましたら 3番に お電話ください』
と 仲居さんが言った。
ひろは、食事を終え タバコに火をつけた。
『ふぅぅ~ 凛も お腹パンパンだよ! おいしかった♡』
『旨かったな~ ご馳走様。 じゃあ 凛 3番に電話して』
『えっ? なんて?』
『えぇ? 普通に! 食事 終りましたって・・・』
まったく 私は世間知らずだ・・・
両親とは何度も こういう旅館に来ているのに
まったくかってが解らない。
母に甘えてばかりだったと 言う事だな・・・
なんだか 急に母の顔を思い出し、申し訳ない気持ちになった。
食事が下げられ、30分程で 布団を引ひく係りの人が来た。
布団を 並べてひかれると なんだか恥ずかしい。
でも 布団をひく係りの人は、そんな心中もお構い無しに
淡々と仕事をこなし、あっという間に
『失礼致しました』 と 言って出て行った。
フカフカのお布団に、パリッとしたシーツ
軽い羽根布団・・・
そこへ ひろが先に寝転んだ。
凛が どうしていいのか モジモジしていると
『凛・・・ そっちの部屋電気消して
こっちに おいで・・・』 と 言ってくれた。
凛は、沢山あるスイッチが どれだか解らず
とにかくパチパチ消していった。
布団の所に戻ると 枕元にある 和紙で出来たスタンドが
ほのかな光を放ち
その寝室を なんとも妖艶な雰囲気にしていた。
『おいで・・・』
『うん・・・』
ひろの横に、潜り込むと
『凛・・・ 背中 向けて・・・』 と ひろが言った。
そういうと 横向きに寝ていた ひろは
凛を後ろから抱きしめる形になった。
凛は、こうして 後ろから 抱きしめられるのが 大好き!
凄く 温かくて・・・ ホッとするから
ひろの手は、後ろから 凛の浴衣の胸元に入って行った。
やがて 浴衣をずらし、露(あらわ)になった 凛の細い肩を
思い切り噛んだ。
『痛いっ・・・』
『俺だけの・・・ しるし・・・』
ひろは、後ろから体勢のまま
凛の体すべてを その指で 愛していった。
いつもと違う場所で、ひろも凛も 気持ちが高ぶっていた。
後ろから、抱きしめる ひろのその部分が
固く 凛のお尻に触れる。
『ひろ・・・ 凄いね』
『・・・凄く・・・欲しい・・・』
そう言って ひろは、そのまま後ろから 凛の中へと 沈んでいく
ゆっくり ゆっくり・・・
薄暗い海の中を 船が進んでいく・・・
時折・・・
大きな波が 襲ってくる
何度も 何度も 愛おしく・・・
ひろの汗と 凛の汗が 生ぬるい時間を 作っていく
凛・・・
きっともう 他の人と 普通のセックス出来ないんだろうなぁ
枕もとの明かりと、窓から差し込む月明かりが
ぼんやりと霞んで来た・・・
You are my slave throughout the life◆◇お前は・・・俺の物だ・・・

