本日、こちらの舞台『A・NUMBER』仙台公演を観劇してきました。


戸次重幸さんと益岡徹さんによる二人芝居で、息子がクローンという今の時代ならこういうこともあることが不思議じゃない、考えさせられる作品でした。


約70分、益岡さんは父親役で、戸次さんの3役とそれぞれ会話してるんだけど、戸次さんのそれぞれの役の性格や話し方が違うので、葛藤だったり、怯えだったり、普通に楽しそうだったり、違う表情で、こうなってしまった原因の父親の気持ちとか、息子のクローンが別の人生を歩んでて、本当に同じ遺伝子を持っていたとしても違うことになるって考えると不思議であり、比べてしまって苦しくもなりそうだなって感じました。


いきなり会話がスタートして、最後がこれで終わり?って感じだったんですが、そういう作品なんだなって思ったし、何より出演者と仙台公演があるということ、そして演出が上村聡史さんという坂本さんの『Oslo』も手がけた方で、観たかったけど叶わなかったのもあり、今回の作品は是非観たいと思ってチケットを取りました。


益岡さんもOsloに出てらしたので。


最後は2人とも本当の親子のように互いを讃えた感じを目の当たりにして良い関係だなって思ったし、2人だからこそのいいものが観れたなと思いました。


仙台に来てくれたこと、もっと演劇で来ていただけたら本当にありがたい。