先週、うちの工場内でスタッフが段差に足を取られて後ろに倒れ、置いてあった機械に後頭部をぶつけた。
連絡を受け、慌てて私もその場へ行き、グッタリとうつぶせてるスタッフの顔色を見たら、明らかに血色がなかった。
どうかある?
と聞くと、気持ち悪いと
見たところ、外傷は無い。
吐き気があるようだか、吐いてはない。
やっとしか話せないほどだし、ぶつけたのが頭だし、何より脳に何かあっては大変だと救急車🚑を呼ぶことに。
前に消防署見学に行った時、携帯電話よりも有線電話だと場所がすぐに確定できると教えられたことを思い出し、工場のその部屋には電話がないから事務所に戻り電話☎️した。
緊張した
「火事ですか、救急ですか」
テレビで聞いたことある言葉だ。
ドキドキしながら返答するも、それからはいろいろと質問される
事務所内だから様子が見えないので、聞かれても伝えられない
「その方はコロナのワクチンは打ってますか?」
やっぱそこ聞かれるんだ、と思いながら、彼女がワクチン5回目まで接種していることや、家族構成、持病があるか、緊急連絡先があるか、かかりつけ医があるかなど、聞かれる事は大体知っていたので答えた。
その時思ったのは、普段の会話って大事だなぁと。
そして、詳しい様子を見て伝えるために、電波が届くかわからなかったけど、電話の子機に持ち替えて現場へ。
幸い、電波が届いた
最初からそうすれば良かったのに、慌てるとそんなことも思いつかなくなるのね
電話の質問に答えながら、様子を伝えること数分で救急車🚑のサイレンが遠くから近づいてきた。
ちょっとホッとした
「救急車、到着しましたね」
の言葉で電話は終了。
(これもTVで見たなぁ)
救急隊が今度は本人へいろいろ質問する。
意識はあるが、高齢でもあり脳🧠に何かあるといけないのでとにかく搬送準備へ。
が、救急車🚑に乗ったものの、中々出発しないし、救急隊も降りてこない。
ずっと外で待っていると、救急隊の方が降りてきた。
コロナで引き受けてくれる病院が見つかりません…と
でも、車内で容態は落ち着いているらしく、受け答えが出来ているとの事で少し安心した😮💨
とりあえず、本人の靴👟や、バッグ👜、上着を預けた。
うちの県は、いま10万人あたりのコロナ陽性者が日本ワースト1位
入院が出来ないから、患者を受け入れられないと言われ断られるらしい。
15〜20分ほどかかっただろうか…
しばらくして、とりあえず検査だけはしてくれるという事で隣町の総合病院が引き受けてくれ、もし入院が必要な際は、病院のツテで転院先を探す条件でやっと救急車🚑は出発。
出先から駆けつけた社長と、そばで一緒に仕事をしていたスタッフの1人が、後から病院へ
検査の結果、幸い脳に異常は認められず意識もハッキリとしているが、脳のことなので心配だから念の為暫くは安静にするようにと言われ、駆けつけてくれた親戚の方と一緒に歩いて帰れたようだ。
その程度で済んで良かったし、その後数日休んでもらってるが体調も大丈夫らしい
それにしても、ニュース等で見ていた都会での救急車🚑の搬送待ちを、こんな田舎でも起きている事を目の当たりにした日だった。
安心して病院🏥に行ける日にいつ戻るんだろうね…
ちなみに、救急隊の方は久しく会っていない友達の旦那さんだった
出発する前に向こうから声を掛けられるまで全く気付かなかった
やっぱ緊張してたのかね