知り合いでバツ2子持ちの資産家さんがいます。
バツの2回目は死別です。
残された幼い子供たちのためにも
すぐにも再婚したそうな気配です。
仲のいい人なので
もしかして私もターゲットに入ってる?
などと思ったりもしました。
そして万が一求婚されたら
意外に受け入れることができるかも・・・
なんて思った事もありました。
出産にそれほどの思い入れもないですし
「絶対無理」とは思いませんでした。
残された子供が心配ですし
バツ2さんとは気が合うので・・・。
でも・・・。
先日「シェルブールの雨傘」という映画を見ました。
そこで私の考えは浅はかだったかも、と思いました。
ネタばれになってしまいますが・・・。
ある貧しい女性が恋人の子供を身ごもりますが
恋人の男性は召集され戦争に行ってしまいました。
生きて帰れるかわからない彼を待ち続ける毎日。
途絶える手紙、弱っていく精神。
生活はますます苦しくなります。
そこへすべてを受け入れてくれる優しい金持ちの紳士が現れ
迷った末、その紳士と結婚し出産します。
ところが、結婚生活は幸せなものではなかった・・・
という結末でした。
私はこの女性のような事をするところだったのかも、
とヒヤリとしました。
この映画の言いたい事は私には完全にはわかりません。
二人が幼かったという事なのか
信じる気持ちが大事だよという事か
愛せない相手と結婚してはいけないという事か
お金より愛という事か
他人の子供を愛する事は難しいという事なのか・・・
彼女なりに考えに考えて出した結論なのに・・・。
これは戦争が生んだ悲劇の一つだと思いました。
でも、当たり前だけど、やっぱり愛、なんだよね?
子供よりも安定よりも何よりも
まずは二人の愛が確かなものである事。
それが大事なんだよね?
それを忘れたらいけないんだよね・・・?
シェルブールの雨傘は、
いろんな事を考えさせてくれました。
<関連リンク>
シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版
4442円