純国産シルク



日本国内で卵から飼育された蚕が成長して作った繭から
日本国内で糸を引き
日本国内で織り上げられた生地


これらを
純国産シルクと言います


一般的にシルクと聞くと
シルク=絹
と連想します


学術的に調べていくと
正確には
シルク→糸を吐く虫から採取された糸を利用して作られたもの

となりますが

ここではシルク=絹として表示していきます



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日本国での絹織物の歴史は古く、弥生時代にはすでに作られていたという記述が残されています


中国大陸からの移民が帰化し
国内に養蚕や絹織物の技術を広めたとされています


また、国内での養蚕を推奨するために
皇室で皇后様が養蚕を始めたという文献も残っています



仁徳天皇の時代です

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平安時代末期あたりからは、皇室での養蚕は途絶えていましたが、明治4年に昭憲皇太后(明治天皇妃)が復活させ、現在に続いています



日本が鎖国からの開国後に、諸外国と対等に渡り合えるため
外貨が稼げるものとして、資本金ゼロから行えるとして養蚕が推奨されました


また、皇室で推奨された影響も手伝って日本での養蚕の地位は上がり、最盛期は昭和4年(1929年)、養蚕農家は221万戸超と記録されています




しかし
第二次世界大戦後に石油から開発された人絹(レーヨン)などが販売されると、シルクの需要は減り続け始めます



そして
日本国内の養蚕農家数は年々減り続け、現在(H27)は約360軒にまでなっています






今、日本の繊維自給率は4%です

綿、麻、羊毛は0%
絹は0.6%



残りは石油が原料に使われている化学繊維です






今私たちの着ている衣類品

以前は日本国内の縫製工場で作られていましたが、若年労働者の確保、人件費などコストの削減、新規納入先の獲得などを理由から
現在は90%以上、海外からの輸入に頼るようになりました



人類の長い歴史を見てみると
衣類は豊かさの象徴であり
繊維を得ることはかけがえのない事でした






進化の過程で
動物と人間を分けたのは
人間が衣類を身につけたからだといわれています






イギリスで産業革命が起こったのも
繊維が目的でした




糸を紡ぐことは命をつなぐことに通ずるとして
古代から糸紡ぎは女性の仕事とされてきました




ミロのビーナスは
失われた手に両手に
糸紡ぎをする紡錘(ぼうすい)を持っていたといわれています











今私たちは近代化学が進んだことにより
大量の衣類品を安価に大量に購入できる時代になりました



歴史を振り返ってみると
いつの時代にも
便利になる事と引き換えに
失われる何かがありました



そして今、唯一日本に残った繊維がシルクです


失われたものは何か
失ってから気づくのではなく
失う事なく未来に
つないでいきたいものです












純国産シルクの生地を、国内数社となった織物会社から直接仕入れて製品作りを行っています




日本人に馴染みの深い純国産のシルクの良さを伝えていきたいという思いから、通常では一般市場にさえ出回らない生地を、直接仕入れ、直接加工し販売しています