インドネシア語の文末詞とは?
文末詞の例 dari Gemini
- kah: 疑問文の末尾に置き、相手に確認を求めるニュアンスを加えます。
- Contoh: Kamu pergi ke sekolah hari ini kah? (Kamu pergi ke sekolah hari ini kah?) - 今日学校に行くの?
- -lah: 感嘆や強調を表します。
- Contoh: Baguslah! (Baguslah!) - すごい!
- -sih:軽い驚きや皮肉を表します。
- Contoh: Dia datang sih, tapi terlambat. (Dia datang sih, tapi terlambat.) - 彼、来たけど遅かったね。
- -dong:親しい間柄で、相手に協力を求める場合などに用います。
- Contoh: Ayo makan bareng -dong! (Ayo makan bareng -dong!) - 一緒にご飯食べようよ!
インドネシア語を勉強していると疑問に思うことが多いのが、Partikel(文末詞)です。学校の授業じゃ全然習わないのに、インドネシア人との会話で出てくるわ、出てくるわ
これを使いこなせないと、ネイティブっぽい感じにならず、いつまでも外人likeなインドネシア語のまま…
「インドネシア語ネイティブみたいになりたい」ってわけで見よう見まねで使ってみるものの、限られた定番表現以外はイマイチ使い方が分からない。
無理矢理会話に交ぜてみたところ、「外国人が使うと不自然だから面白いねっ」とか言われてしまい、意気消沈した学生時代
外国人が粋がって使うもんじゃないのね、と思いました
でも、最近になってインドネシア語の勉強を再開し、
YouTubeを見ていて気付いたんですが、日本人でも仲川遙香ちゃんとかケンタさんはPartikelを見事に使いこなしてます。
彼らに刺激を受け、わたしも再挑戦
勇気を持ってPartikelも使ってみようと
YouTubeで活きのいいPartikelのcontoh を探しつつ、理論的にも理解したいと色々読んでいて。見つけたのが『日本語とインドネシア語の文末詞の対照研究』という論文です。
広島大学で研究していたインドネシア人の方が書かれたのかな。
ネット上で読めます。えらい面白かった
以下、それに関するメモです。
Haristiani, Nuria 2012.03『日本語とインドネシア語の文末詞の対照研究』
インドネシア語の言語生活では文末詞が重要で大きな役割を果たしているが、これまで取り上げられることがなく、研究もほとんどされてこなかった。
←そうだよね、その通り setuju baget!!!
インドネシア語には、話者の訴えたい気持ちによって付加できる文末詞がある
←なるほど、上手く説明したものですね。文末詞は話し手の訴えたい気持ちによって文末に加えられるのね。
インネシア語の文末詞の分類
1.原生的文末詞:他の品詞から変化した文末詞でないもの
2.転成文末詞:他の品詞から変化した文末詞
原生的文末詞の例:
gih,kek, kok
sih
deh,ding, dong
lah, ya, lho
転成文末詞の例:
aja
inih, nih, tuh
apa, dah, juga, kali, lagi
ah, bukan, ih, kan, ya
疑問・確認を表す文末詞
bukan 疑問緩和・確認
kan 確認
ya 疑問・表現緩和・確認
命題について確認したい気持ちを表すために用いる
bukanという否定表現を使うことで確認を婉曲的にし、それによって相手に対する配慮や丁寧さも表現できる
質問文の文末に付けるya
質問の押しつけがましさを和らげたり、相手に対する訴えかけを柔らかくする
親近感を表す、丁寧さを表す
平叙文の文末に付けるya
相手に対する注意、気付きの表明
不平・批判を表す文末詞
juga 不満
sih 不満
nih 後悔、怒り、不満
文末詞としてのjugaは不満を強く表す
kamu telat juga あんた遅刻したじゃん
sihを使うと「あなたのせい」という意図を強く訴える
kamu telat sih あんた遅刻したじゃん
下降調で発話されるnih
aku terlambat lagi nih また遅刻しちゃったよ
自分自身に対する不満の表明
話し手自身の残念な気持ちや後悔を表す
上昇調で発話されるnih
強い批判や怒りを訴える
長くなったので続きは次回にします
Terima kasih menemani saya belajar bahasa Indonesia.
Ketemu lagi di kontent berikutnya.
Ciao