あまりにも急すぎて
急展開すぎて
追いつかない
検査入院してから
1ヶ月たってない…。
集まった仲間たちとs君を囲んで
旦那さんは友人に…
なんでお前みたいなやつが先に
逝かないんだよっっ
友人も…うるせー バカヤロッ
そんな風に悪態をつきあいながら
泣きながら笑った、と言っていた
あまりにも早すぎて
私は神様を恨むとこだったけれど…
やめた
旦那さんと…
前日にお風呂入ってさっぱりして
良かったね。
髪も髭も眉毛もキレイに散髪して
スッキリしただろうね。
前日に直樹(←旦那さん)に会えて
良かったね。
と話した。
あいつらしいや…
多分…
わかってたんだろうな…
そういうスパッとしたとこが
あいつらしいや
と旦那さん。
私も、とても良くしてもらっていたし
旦那さんのお友達の中で
1番スキだし
旦那さんに連れて行ってもらい
お顔を見て挨拶することが出来た
旦那さんとs君と私…。旦那さんは
s君の顔を覗き込み、
おーい、起きろよ
ウソだろ
冗談だよて言えよ
起きろよ〜
と…何度も、何度も、
言っていた
ホントに今にも起きそうな
笑い出しそうな
穏やかな顔をしていた
隣の部屋では
s君の息子さん達が
私たちが買って来たお昼を
食べながら…
時々笑って話す声も聞こえていた
静かで優しい時間が
流れている感じがした
それにしても
黄疸が出てしまうとあんなにも
黄色くなるものなのかと
とてもとても驚いた私…。
驚きすぎて…旦那さんに……
え??これは…S君は…あの…
何か塗られてるの??
防腐剤的な???
旦那さん…爆笑
いやいやいやなんでだよ
亡くなって…
何色にしますか?何色がいいですか?
黄色、緑、今ならピンクも……
じゃねぇんだよっっっ
そんな私たちのやり取りも
きっと側で一緒に
笑っているだろうな