住人有志が野良猫の不妊手術を望んでいるのに、自治会長にハンコもらわなけりゃ進まない…会長さんが書類を積ん読にして塩漬けしちゃったら どーなるの? その間にも どんどん産まれて増えちゃうよ

の続きです。
これは一概に悪い話でもなくて、もしかしたら前段階として 「飼い主のいない猫 不妊手術事業」の実施主体(応募者)を自治会と設定していた名残かも?
「それはあまりにハードルが高い…」「まとまるハナシも纏まらない…」「時間がかかりすぎる…」
という声があったか無かったか、住人有志を「事業主体」に据え、自治会はそれを承認するだけ(責任を負わない)という形にしてハードルを下げてくれたのでは…。まだ充分に高いですが。


ちなみに2年前ですが、別のエリアでこの「千葉県が実施する無料不妊手術事業」への応募をオススメしたら自治会長夫人が盛大に怖がりまして、

こんなのにハンコついたら、まるでうちの町内が野良猫への野放図な餌やりを公認したみたいじゃないですか。近隣の区に迷惑になって怒られるし、「あの町内に捨てれば良い」って持ってくる人が増えるだろうし、来年の会長さんだって困るでしょう? うちの代でこんなもの、絶対にハンコは押せませんよ

とな
「野放図な餌やりを公認せよ」なんて、どこにも書いてないのに~。
「普通の人(細かい書類の一字一句を正確に読みこなすプロ以外)なら、そう読める」の思い込みから一歩も抜け出せず。町内会長自身はハンコくれそうだったのに、脇から夫人が わぁわぁ言い張ってぽしゃりましたのことよ。

夫人、こうも言ってた、
「第一、これが県の事業だって言うなら、県の担当者から市町村の担当者に説明会を実施して、市町村担当者が自治会長連絡会(?)で説明会を開いて、それから『さぁ始めましょう』となるもんです。世の中ってのは そういう風に出来てるんです。お宅様(ワタクシめいすぅのこと)、ボランティアっておっしゃるけど、ボランティアの人が直接 自治会長に話をしにくるなんて、まったく筋違いじゃありませんこと?」

そ、そうなの?、千葉じゃ そうなの?
(そこの町内の餌やりオバチャンと一緒に行ったんだけどな!)
私、他県出身だし、勤め人でずっと忙しかったから、自治会役員の順番をどうやって断ろうか画策してたら お声もかからず自動的にすっ飛ばされる体たらくで、「千葉の常識」みたいなもの 良く分からない…



いやコレは2年前のハナシ。
今回の「隠れ里」は住人の結束が良いと言ってたし、世話人になってくれたオバチャマが自治会長さんに話を通せると言ってくれたので、私は書類の一番下にハンコもらうべく保健所の方へ行きました。

最終的には世話人オバチャマが直接 出向かなきゃ駄目だろうけど、できあがった書類をどんと突き出しても役所も面食らうだろうし。
「ちょっとお時間いただきましょうか」で何週間も塩漬けにされたら かなわないので、「書き方がおかしくないか、ご指導アドバイス頂戴したい…」とか言って担当者に下見させておこう。

おぉこれぞジャパニーズ根回し。
サイボウズみたいな社内情報共有ツールですべてが決まっちゃうハイテク企業が長かったんで、こういう泥臭いアナログ根回しは初めてだわ~(笑)。


(字ばっかりなので、お詫びに可愛いサビちゃん貼っておきます)
青息吐息、「対象猫リスト」まで出来ました。
ここまででも相当な労力ですが、この先に なお立ちはだかるのがコレ、添付書類の(5)。



「貴団体」ってのは、TNRを実施する「事業主体」。
住民さん3人以上で構成され…っていうアレ、「どこそこ地域猫の会」ですね。

そこに対して、自治会さまとボラさんと、保健所担当者が「あーどうぞ おやんなさい、反対はしませんよ」と一筆入れる…

変なハナシですよね
自宅周辺に捨て猫されて困っている、とにかくこれ以上増えないように不妊手術したい、行政の力を借りたい
というだけの事なのに、自治会さまにお伺いをたててミトメ印をもらわなきゃいけない。

「ダメです、やめてください、うちの自治会は『野良猫天国で町興し』を目指してるんです。どんどん産ませましょう、産めよ増やせよ地に満ちよ」

と答える自治会は、おそらく無いでしょう。
「あーそうですか、いや実は他の皆さんも野良猫には困ってましてね、そうですか、お宅様がやってくれますか、こりゃありがたい」
と普通なら進みそうなもんだ、と思いたいですが、なかなかそうも行かない。


「は…? ちょっと待ってくださいよ?」
と老眼鏡を押し上げて添付書類を読み始め、あまりの多さと字の細かさ、言い回しの難解さに途中でいやになり

「……だめだこりゃ、すこしお時間いただけませんかね?」
となり、申請書類の束は玄関脇かコタツの上にでも投げ出されて数週間(想像)。

「あの~、この前の件、どうなりましたかね…」
と申請者さんが揺すってみると
「ぁー…(めんどくさいので読んでませんとは言えず)、あれですか、あれはですねぇ、そうですね、自治会長の一存でどうこう言えるものでもなさそうなので、一度 町内のみなさんのお話も聞いてみないと、となると次の会合は…いやあれは役員さんしか来ないから、皆さんに来てもらうとなると総会ですか、となると年度末の三月ですかねぇ…」(想像)

ふざけんなよ、それじゃ間に合わねー!
とボランティアがブチ切れて、この件 頓挫?


さにあらず、意外な展開を辿りました、待て次号(すぐ書きますから)。
https://www.facebook.com/video.php?v=901718929918196

facebookに動画を貼ってあります。
トラバサミで足先を失った子です(前に薄暗い写真をアップしたのと同一個体です)。
猫嫌いの爺さんが裏庭に仕掛けていると。
トラバサミの埋めかたが浅い?らしくて、血だらけの足にトラバサミを引きずって逃げて来た子が少なくとも4匹と聞きました。

行政からの強い指導を願っています。
忙しくてブログを書く暇がありません。
「ひとつのネタで落ちついて連載する」(紀伝体)試みはうまくいってないということです。
ブログは「ログ(航海日誌)」ですから、何でもパッパと放り込んでメモっておく方がいいのかもしれませんね。

写真でダイジェスト…























ちっとも書くのが追いつきません

速報的に、とりあえず不妊手術の済んだ子たち







捕獲機のカバーを作ろうかどうしようか、案を練っているのですが、
小洒落たもの作ってもどうせすぐ壊されるし、
毎回 洗って消毒する手間を考えたら
新聞紙でスッポリくるんで使い捨て…が、いちばん合理的な気もしたけど

昨日やってみたら うまくいきませんでした。
やっぱり何か作ろうかな…(迷)
もうこのハナシ飽きてきた…誰も読んでない…。
添付書類の続きです…ぜぇはぁ。

(4) 対象猫リスト(性別・毛色・体格・特徴等)※可能な限り写真を添付すること。

ええ、こういうのも得意です…。いきますよ、一挙公開。









「猫問題 住民会議」 が、なかなか乗り越えられない難所です。
それはそうと、「添付書類」の方を見てみましょうか。

これが申請書の4枚目。


添付書類、(1)と(2)はもう準備できてますね。
(3)地域を表す資料 (地図・略図・写真等)

地図・略図…は、住宅地図でも、googleマップの画面コピーでもいいでしょう。該当地に捨て猫されたら困るので、ここでは載せませんよ。
写真。って何だ?該当エリアに野良猫がたくさんいて困ってますよ写真?

そういうのなら得意です…。








やっとウチのブログらしくなってきましたね…(疲笑)
また罠が仕込んでありましたね
4枚目、「猫問題 住民会議」。

アンチョコに戻ってみましょう、「事業実施要項」です。




「猫問題 住民会議」。
地域住民ボランティア並びに県又は市町村の職員(以下「行政職員」という。)を招集、しなきゃいけないんですね??

地域住民、は、ご本人たち。猫に居付かれて、その害に困ってる人たち。
うん、皆さんお忙しいけど、なんとか時間を合わせて集まれるでしょう。

ボランティアって誰よ?
私? TNRの捕獲搬送をお手伝いする人、でいいの?
それとも、いわゆる「地域猫の会」、行政に届出をして啓蒙活動をしてるような、「NPOねこだすけ」 の支部みたいな人たちがいいのかな?
あるいは、千葉県に登録してる 「動物愛護推進員」 さん?

まぁそこらへんは、仲間内をあたってみれば誰かが引き受けてくれるでしょう…。
それより、行政職員を招集するって……、なにやら難しそうな……



(さすがに字ばっかりでイヤになってきましたよ。
隠れ里現場の三毛さん。書類泥沼に捉まってないで、早くオペしてあげたいね。)

連休のさなかに、こんな字ばっかりの記事をアップしても誰も読んでくれてない感はひしひしと感じますが
その日に起きたことを書いてると あっちゃこっちゃの現場の話が混在して 「何ヶ所 手がけてるのか、もはや誰にも分かるまい」と言われる始末(笑)、
しばらくは、1ネタずつ落ちついて連載(?)してみようと思います。編年体をやめて紀伝体ですね。


というワケで、千葉県の「飼い主のいないねこ不妊手術事業」 に応募するハナシ、書類ばっかりでツマンナイこと この上ないですが

「事業実施主体」 が出来ました。これで、1枚目2枚目が作れますね。

いっちょめ


にちょめ


どんどん行きましょう、3枚目


いいぞ~、4枚目…


んっ?
猫問題住民会議?????
添付資料???????